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ETF投資家、ハイイールドより米国債選好-通商リスクの方を懸念

  • iシェアーズ米国債20年超ETF、9月は過去2番目の流入額
  • リスクの限定を目指す債券トレードの人気が高まりつつある

金利が再び上昇に向かい、米国と中国の貿易摩擦が激しさを増す中で、投資家は株式相場下落の備えとなる上場投資信託(ETF)に資金を投じている。
  
  iシェアーズ米国債20年超ETF(銘柄コード:TLT)にとって9月は非常に好調な月となった。これまでに20億ドル(約2260億円)近くの資金が集まり、このままいけば月間ベースで過去2番目の流入額となる。残存期間が長めの米国債で構成される同ETFは、金利の上昇局面では価値が下がる傾向にあるが、投資家が近い将来の利回り上昇より通商リスクの方を懸念している可能性がうかがえる。

  インディペンデント・アドバイザー・アライアンスのクリス・ザッカレリ最高投資責任者(CIO)は「株が売られても驚かない。資金の一部は債券に投じている。私にとっては昔ながらのリスクオフトレードのような感じだ。貿易戦争の激化が触媒として作用すると私は思う」と語った。

Investors buy up Treasuries and yank high-yield bond bets

  リスクの限定を目指す債券トレードの人気が高まりつつある。投資家は9月にiシェアーズiBoxxハイイールド社債ETF(同HYG)から24億ドル余りを引き揚げた。このままいくと月間ベースで最大の資金流出となる。

  475億ドル相当の資産を運用するアセットマークのチーフエコノミスト、ジェーソン・トーマス氏は「米国債カーブや投資適格債と比べて、ハイイールドはより広範な経済のパフォーマンスだけでなく、株式市場ともはるかに強く連動していると考えられる」と指摘した。
         
原題:ETF Investors Buy Treasuries, Dump Junk as Trade Risk Rises (1)(抜粋)

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