コンテンツにスキップする

パウエルFRB議長、米経済の明るさに言及-漸進的利上げ継続示唆

  • FOMC、今年3回目の利上げ決定-トランプ米大統領は不満
  • パウエル議長:低失業率でもインフレは安定している

金融危機の最悪期から10年。米連邦準備制度理事(FRB)のパウエル議長率いる金融当局は、米経済が金融政策の支援なしでも順調に進展すると認識している。

  失業率は低く、インフレは安定し落ち着いている。金融状況は注目に値するが、過度に憂慮される様子ではない。そうした中で政策当局者は金利を漸進的に引き上げており、26日に予想通り今年3回目の利上げを実施。年内の追加利上げも示唆した。連邦公開市場委員会(FOMC)終了後の楽観的な記者会見で、パウエル議長は将来の利上げに向けた進路が明確であることを示した。

  パウエル議長は会見で経済について「特に明るい瞬間だ」と述べ、漸進的利上げによって政策の浸透を見守っていくことができると評価。「今後われわれが行っていくのは、会合ごとに金融政策が当局の目標達成に向かうのかどうかを見極めることだ」と説明した。

9月のFOMC声明のハイライト

  • フェデラルファンド(FF)金利誘導目標は0.25ポイント引き上げ2ー2.25%
  • FOMCは声明で金融政策について「緩和的」との文言を削除
  • ドット・プロットによれば、FOMC参加者16人中12人が今年4回目の利上げを支持

  ただ、利上げはトランプ米大統領には好感されなかった。パウエル議長の発言から数時間後に大統領は記者会見で、利上げには不満だと述べ自分は「低金利を好むタイプだ」と述べた。

  パウエル議長はインフレが急加速する可能性を心配していない口調で、記者会見ではFOMC予測について、失業率が長期的水準をかなり下回る一方でインフレ率は2%目標の近くで推移することを示していると指摘。「インフレはスラック(たるみ)の変化にほとんど反応していないようだ」と付け加えた。

relates to パウエルFRB議長、米経済の明るさに言及-漸進的利上げ継続示唆
Policy crosses into tight territory each cycle

原題:Powell Sees Bright Moment for Economy With More Fed Hikes Ahead(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE