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米スプリント、規制当局に窮状訴える-Tモバイルとの合併を懇願

  • スプリントは「峠を超えることができていない」-提出文書
  • 規制当局とウォール街に伝えていることの間に「葛藤」-レビン氏

米携帯電話事業者スプリントは規制当局への提出文書で、同社は深刻な損失から回復することができないと述べるとともに、TモバイルUSによる買収で業界大手のAT&Tやベライゾン・コミュニケーションズに対抗できる一段と強い競争相手が生まれるだろうと訴えた。   

  米連邦通信委員会(FCC)のウェブサイトに26日掲載された提出文書によると、スプリントは21日に開かれたFCCとの会合で、全米にサービスを展開する4大携帯電話事業者の中で最も規模が小さい同社からの顧客流出が勢いを増していると説明した。  
  
  収入は減少しており、年間コストを約100億ドル(約1兆1270億円)削減した同社にとってさらなるコスト圧縮は困難だ。提出文書によれば、収入減少はスプリントが必要な投資をする余裕がないことを意味する。同社の広報担当者は提出文書に関してコメントを控えた。

  同社は提出文書で、「中核事業の課題に関してスプリントは峠を越えることができていない」と述べた。TモバイルUSはスプリント買収で先に合意している。

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  スプリントの説明は、先月公表した比較的明るい見通しと食い違っている。 同社は8月、12四半期連続で契約者数が増加したと発表。同社の4-6月(第1四半期)純損益は1億7600万ドルの黒字だったが、赤字を予想してたアナリストを驚かせた。

  ニュー・ストリート・リサーチのワシントン在勤アドバイザー、ブレア・レビン氏は、スプリントがワシントンの規制当局に訴えていることと、ウォール街に伝えていることの間に「葛藤」があると述べた上で、この戦術は前代未聞というわけではないと語った。
   
原題:In Plea for T-Mobile Deal, Sprint Says Customers Are Fleeing (1)(抜粋)

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