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NZ中銀:政策金利1.75%据え置き-景気次第で利下げの用意示唆

更新日時
  • 成長見通しに下振れリスクがあるとオア総裁は引き続きみている
  • 短期見通しは政策金利引き下げの方向になお傾いているとの見方も

ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は27日、政策金利のオフィシャル・キャッシュレートを過去最低の1.75%に据え置くとともに、景気が加速しない場合は利下げの用意があることを示唆した。

  オア総裁は政策金利を2019年いっぱいと20年にかけて現行の水準に維持するとの見通しを改めて示した上で、「次の政策金利の動きは上下いずれの可能性もある」と指摘。ただ、成長見通しには引き続き下振れリスクがあるとも説明した。

  NZ中銀が8月、引き締めが予想される時期を先送りするとともに低調な企業景況感が投資や経済成長の重しになれば利下げの可能性があると表明してハト派寄りの姿勢を示したことは市場の想定外だった。ただ先週発表された4-6月(第2四半期)の国内総生産(GDP)伸び率が前期比1%だったことから市場の利下げ見通しは後退した。成長率はこの2年で最も高く、中銀予想の2倍だった。

Growth steadies but business sentiment remains weak

  ASB銀行のチーフエコノミスト、ニック・タフリー氏はNZ中銀がこの日示した判断について「今後の見通しに関して警戒レベルが若干上がったことを示した。短期見通しは特に経済成長が中銀の予想に沿わない場合に政策金利引き下げの方向になお傾いている」と語った。

  発表を受け、NZドルは小幅ながら上昇。ウェリントン時間午前9時46分(日本時間同6時46分)現在、1NZドル=0.6663米ドル。

  この日の決定はブルームバーグが調査したエコノミスト18人全員の予想通りだった。大半のエコノミストは政策金利が2019年後半まで1.75%にとどまると予想。ブルームバーグ集計のスワップデータによると、来年6月までの利下げ確率は23%で、前日からほぼ横ばい。アナリストらは企業景況感や他の指標を注意深く観察し、今年後半の経済成長が中銀予想に合致するかどうかを見極めている。

原題:RBNZ Holds Key Rate at Record Low, Keeps Door Open to Cut (1)(抜粋)

(3段落目以降にアナリストのコメントなどを追加して更新します.)
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