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【米国株・国債・商品】株が上げ失う、FRB議長発言で-国債は高い

更新日時
  • S&P500種は取引終了前の20分で下げが加速、FOMC後
  • 米国債は長期物中心に上昇、10年債利回りは3.05%

26日の米金融市場では株式が下落する一方、米国債が大幅上昇した。米金融政策当局は、インフレ圧力が弱い中でも利上げを継続する意向を示唆した。

  • 米国株は下落、FOMC後に上げ失う-FRB議長発言を材料視
  • 米国債は大幅上昇、10年債利回り3.05%に低下
  • NY原油は反落、8月上旬以来初の米在庫増加で
  • NY金先物は反落、1200ドル割れ-FOMC政策発表前に

  S&P500種株価指数は、取引終了前の20分間で下落に拍車がかかった。米連邦公開市場委員会(FOMC)がインフレが低水準にとどまっていると示唆したことから、米国株はまず上昇した。ただ、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が一部の参加者は中立水準をやや超えた利上げを予測していると話したことから、下げに転じた。議長はまた、米財政政策の経路は「持続不可能」だとも述べた。

  S&P500種株価指数は前日比0.3%安の2905.97。ダウ工業株30種平均は106.93ドル(0.4%)下げて26385.28ドル、ナスダック総合指数は0.2%低下し7990.37。ニューヨーク時間午後5時現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し3.05%。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。米エネルギー情報局(EIA)の統計で、原油在庫が8月上旬以降で初めて増加したことが手掛かりとなった。製油所は保守・点検シーズンが本格化する中、原油購入を減らしている。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は71セント(1%)安の1バレル=71.57ドルで引けた。ロンドンICEの北海ブレント11月限は53セント安い81.34ドルで終了。

  ニューヨーク金先物相場は反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を控え、1オンス=1200ドル近辺で推移した。市場ではFOMCが9月以降も追加利上げを行うとの観測が広がっていた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.5%安の1オンス=1199.10ドルで終了。金スポットはFOMC政策発表後に下げ幅を縮小した。

The Fed's New Dot Plot

  FOMCはフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を0.25ポイント引き上げ2.00-2.25%のレンジに設定することを決定。政策声明では、金融政策について長期にわたり表現してきた「緩和的」という文言を削除した。

  米国債は大幅高となったが、FOMC政策声明やパウエル議長の発言に反応し値動きは荒かった。月末と四半期末を控え、引けにかけて長期物の先物に買いが集中した。

原題:U.S. Stocks Sink as Dollar Swings After Fed Move: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bull Flatten as Quarter-End Flows Emerge Post-Powell
Oil Falls Amid First Signs of Expanding U.S. Crude Stockpiles
Gold Stuck in ‘No Man’s Land’ Before Fed Chief Gives Outlook

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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