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英EU離脱で残留より有利になる条件は認められず-仏経済・財務相

  • 「英国の将来よりもEUの将来の方が重要だ」と記者団に語る
  • ユーロ圏は新たな危機に対処できる手段を欠くとも指摘

フランスのルメール経済・財務相は、英国に欧州連合(EU)残留よりも有利になる離脱条件を認めることはEUにとって「自殺」行為だと述べた。先週のEU首脳会議では各国首脳が同様の立場に立って、メイ英首相の離脱案を拒絶していた。

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ルメール仏経済・財務相

Bloomberg

  ルメール経済相は、メイ首相が示したEU離脱の包括的プラン(チェッカーズ・プラン)を認めていれば、英国は「許容し難い」優位性を得ていただろうと発言。同相はまた、ユーロ圏各国がユーロの脆弱(ぜいじゃく)さへの対処に注力すべきだと述べた。

  ルメール経済相はパリで記者団に対し、「冷酷な言い方で申し訳ないが、われわれにとっては英国の将来よりもEUの将来の方が重要だ」と述べた上で、「EUを離脱しても全ての利点を維持できると欧州市民に思わせるような決定は自殺行為であり、われわれはそのような決定は行わない」と語った。

  同相はさらに、破綻銀行の清算を支える仕組みや欧州安定化メカニズム(ESM)の変更、ユーロ圏予算などがないままでは、ユーロ圏は貿易戦争やさらなる金融危機による経済ショックに対して脆弱なままとなると指摘。ドイツとフランスが6月の首脳会議で概要を提示した改革案にユーロ導入各国が同意しないのであれば、それは「無責任」だとした。

Barnier’s Stairway to Brexit

原題:France’s Le Maire Slams Idea of a Positive Brexit Deal for U.K.(抜粋)

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