メイ英首相:早期総選挙は国益に反する-EU離脱強硬派案も否定

  • 23日の英紙報道受け、11月選挙の臆測が広がっていた
  • カナダ型FTAを結ぶくらいなら、合意なき離脱の方がましと首相

メイ英首相は25日、欧州連合(EU)離脱を巡る行き詰まりを打破するため再び早期総選挙を実施する可能性を否定するとともに、自身のEU離脱案に本腰を入れる考えを示した。

  国連総会出席のため訪問したニューヨークでメイ首相は記者団に対し、2019年3月に予定されているEU離脱の前に「総選挙を行うのは国益に反するだろう」と発言した。メイ首相は昨年6月に解散総選挙に打って出たが、賭けが裏目に出て与党・保守党は過半数議席を失った。

  メイ首相はまた、与党・保守党内のいわゆる強硬派が提案したカナダ型の自由貿易協定(FTA)を結ぶくらいなら合意なく離脱した方がましだと言明した。強硬派は、カナダとEUが締結したFTAをベースにした通商協定を結べば、英国は関税同盟と単一市場から明確に外れることになるとして支持している。

  早期選挙の臆測が広まったのは、メイ首相の一部スタッフが議会のこう着状態を打破するために11月選挙を計画したと、英紙サンデー・タイムズが報じたためだった。首相府は即座にこれを否定したが、臆測は消えていなかった。

原題:Defiant May Won’t Call Early Election or Cave to Tory Brexiteers(抜粋)

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