【米国株・国債・商品】株は総じて続落、米10年債は一時3.11%

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  • ナスダック指数は続伸、アマゾンの上昇が一助に
  • 原油はイラン産原油供給消失を巡る懸念で上昇

25日の米株式市場では、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均が朝方の上昇を維持できず、続落した。石油掘削銘柄が原油高を背景に上げる一方、工業株は振るわなかった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を翌日に控え、米国債は総じて下落した。

  • 米国株はS&P500とダウ平均が続落、工業株が不振
  • 米国債は総じて下落、10年債利回りは一時3.11%
  • NY原油先物は続伸、イラン産原油消失を巡る懸念で
  • NY金先物は小幅続伸、ドル下落と貿易摩擦悪化受け

  自動車、公益などの銘柄が下げ、S&P500種の重しとなった。ナスダック指数は、アマゾン・ドット・コムの上昇が支えとなって上昇。トランプ米大統領が国連本部での演説で、中国との貿易赤字は「受け入れられない」と述べたことから、貿易摩擦が激化するとの懸念を強めた。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%安の2915.56。ダウ工業株30種平均は69.84ドル(0.3%)下げて26492.21ドル。ナスダック総合指数は0.2%上昇し8007.47。ニューヨーク時間午後4時57分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し3.10%。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。米国の対イラン制裁によりイラン産原油の供給が減少する中で、石油輸出国機構(OPEC)がその埋め合わせに消極的な姿勢を示したことが引き続き材料視された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は20セント(0.3%)高の1バレル=72.28ドルで引けた。ロンドンICEの北海ブレント11月限は67セント高い81.87ドルで終了。

  ニューヨーク金先物相場は小幅続伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を控える中でドルが下落し、貿易摩擦を巡る懸念が再び台頭してきた。RBCウェルス・マネジメントのマネジングディレクター、ジョージ・ジロ氏は、「本日から2日間開催されるFOMCの終了まで方向感を欠く相場ではあるが、ドル指数が低下したことが現時点では金属相場を支えている」と電子メールで指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.1%高の1オンス=1205.10ドルで終了した。

  米国債は狭い値幅で推移し、米国株が総じて下げたにもかかわらず軟調な展開。10年債利回りは日中取引で3.11%を超える場面があった。

  投資家は26日のFOMC政策発表に注目している。JPモルガン・グローバル・ストラテジック・ボンド・ファンドのポートフォリオマネジャー、イアン・スティーリー氏は、年内にあと2回、来年前半に2回の利上げがあると予想。ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、会合後に公表される2019年の想定利上げ回数が興味深いとし、「インフレが目標を上回っているので、当局は現在の緩やかなペースの正常化を続けることができる」と述べた。

原題:Stocks Drift Lower as Oil Gains, Treasuries Fall: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Steady; Front-End Activity Heats Up Ahead of FOMC
Crude Nears 4-Year High Amid Worries Over Lost Iranian Supplies
PRECIOUS: Gold Futures Gain as Fed Meets; Palladium Advances

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