サンタンデール銀が驚きの人事、UBS投資銀トップを新CEOに

更新日時
  • UBSはオーセル氏の後任にノベッリ、カロフスキー両氏を起用
  • 大規模な買収から距離を置いてきたサンタンデールの姿勢に変化も

スペインのサンタンデール銀行は新たな最高経営責任者(CEO)に、UBSグループ投資銀行部門トップであるアンドレア・オーセル氏を起用した。

アンドレア・オーセル氏

Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

  スイス最大手行のUBSはオーセル氏の穴を埋めるため、バンカー経験が長いピエロ・ノベッリ氏と株式部門責任者ロバート・カロフスキー氏を投資銀部門の共同責任者に昇格させる。ノベッリ氏が企業の資本調達や合併・買収(M&A)の助言業務を、カロフスキー氏がトレーディング監督業務をそれぞれ担当する。

  サンタンデール銀のホセ・アントニオ・アルバレスCEOは、サンタンデール・スペインの会長としてとどまり、サンタンデール銀の副会長となる。

  サンタンデール銀はこれまで大規模な事業買収から距離を置いてきたが、25日発表したオーセル氏の新CEO就任でこうした姿勢に変化が生じるとの観測が高まる可能性がある。UBSは経営の重心をディールからウェルスマネジメント事業に移している。

  オーセル氏は、UBSのセルジオ・エルモッティCEOの後継者と目された時期もあったが、約6年で同行を後にする。同氏が率いていた投資銀行部門は資産のほか、社員報酬の原資となる収入の割合が過去5年にわたって減少。ブルームバーグ集計のデータによれば、UBSは今年、M&A助言手数料で世界のトップ10に入っていない。2007年は7位だった。
 
原題:Santander Names UBS’s Orcel CEO as Swiss Bank Taps Dealmakers(抜粋)
原題:UBS Splits Top Investment Bank Job After Orcel’s Departure (1) (抜粋)

(第2段落と第5段落にUBS投資銀について情報を加え更新します.)
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