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9月25日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ポンドが上昇、英首相発言受け-安全通貨は軟調

  25日のニューヨーク外国為替市場では、ポンドが主要10通貨に対して上昇。メイ英首相が早期の総選挙の可能性を排除したことが背景にある。一方で安全通貨は下落。原油値上がりや利回り上昇が手掛かりとなった。貿易面での対立を悪化させるような米国の言動には市場は反応しなかった。

  ブルームバーグのドル指数は低下。主要通貨ではポンドが最も上昇した一方、円とスイス・フランは値下がり。北海ブレント原油は約3年ぶり高値に上昇した。

  メイ首相は、早期の総選挙は英国の最善の利益ではないと発言。首相は先に、欧州連合(EU)離脱で目指す合意について、カナダ型の自由貿易協定(FTA)を結ぶくらいなら合意なく離脱した方がましだとも述べていた。

  ナバロ国家通商会議(NTC)委員長は輸入関税に関して、中国が報復措置を講じた場合、トランプ大統領は追加関税を課すと発言。そうした発言をよそに、安全通貨はこの日値下がりした。

  トランプ大統領は国連総会での演説で、中国が市場をゆがめている状況は容認できないと言明。また石油輸出国機構(OPEC)加盟国は世界を搾取していると批判し、原油価格を引き下げるようあらためて要求した。

  ニューヨーク時間午後4時55分現在、ポンドはドルに対して前日比0.5%高の1ポンド=1.3181ドル。円はドルに対して0.2%安の1ドル=112円97銭。ドルは対ユーロでは0.2%安の1ユーロ=1.1766ドル。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。

欧州時間の取引

  欧州時間はユーロが1ユーロ=1.18ドルの節目を前にして上値の重い展開。ドラギ総裁を含む欧州中央銀行(ECB)当局者からはタカ派寄りの発言が出ているものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を26日に控えて様子見姿勢が広がったことからユーロ買いは持続しなかった。
原題:Pound Advances as Higher Yields Weigh on Haven FX: Inside G-10(抜粋)
Euro Orbits Key Resistance as ECB Hawks Meet FOMC: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株は総じて続落、米10年債は一時3.11%

  25日の米株式市場では、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均が朝方の上昇を維持できず、続落した。石油掘削銘柄が原油高を背景に上げる一方、工業株は振るわなかった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を翌日に控え、米国債は総じて下落した。

  • 米国株はS&P500とダウ平均が続落、工業株が不振
  • 米国債は総じて下落、10年債利回りは一時3.11%
  • NY原油先物は続伸、イラン産原油消失を巡る懸念で
  • NY金先物は小幅続伸、ドル下落と貿易摩擦悪化受け

  自動車、公益などの銘柄が下げ、S&P500種の重しとなった。ナスダック指数は、アマゾン・ドット・コムの上昇が支えとなって上昇。トランプ米大統領が国連本部での演説で、中国との貿易赤字は「受け入れられない」と述べたことから、貿易摩擦が激化するとの懸念を強めた。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%安の2915.56。ダウ工業株30種平均は69.84ドル(0.3%)下げて26492.21ドル。ナスダック総合指数は0.2%上昇し8007.47。ニューヨーク時間午後4時57分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し3.10%。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。米国の対イラン制裁によりイラン産原油の供給が減少する中で、石油輸出国機構(OPEC)がその埋め合わせに消極的な姿勢を示したことが引き続き材料視された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は20セント(0.3%)高の1バレル=72.28ドルで引けた。ロンドンICEの北海ブレント11月限は67セント高い81.87ドルで終了。

  ニューヨーク金先物相場は小幅続伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を控える中でドルが下落し、貿易摩擦を巡る懸念が再び台頭してきた。RBCウェルス・マネジメントのマネジングディレクター、ジョージ・ジロ氏は、「本日から2日間開催されるFOMCの終了まで方向感を欠く相場ではあるが、ドル指数が低下したことが現時点では金属相場を支えている」と電子メールで指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.1%高の1オンス=1205.10ドルで終了した。

  米国債は狭い値幅で推移し、米国株が総じて下げたにもかかわらず軟調な展開。10年債利回りは日中取引で3.11%を超える場面があった。

  投資家は26日のFOMC政策発表に注目している。JPモルガン・グローバル・ストラテジック・ボンド・ファンドのポートフォリオマネジャー、イアン・スティーリー氏は、年内にあと2回、来年前半に2回の利上げがあると予想。ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、会合後に公表される2019年の想定利上げ回数が興味深いとし、「インフレが目標を上回っているので、当局は現在の緩やかなペースの正常化を続けることができる」と述べた。
原題:Stocks Drift Lower as Oil Gains, Treasuries Fall: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Steady; Front-End Activity Heats Up Ahead of FOMC
Crude Nears 4-Year High Amid Worries Over Lost Iranian Supplies
PRECIOUS: Gold Futures Gain as Fed Meets; Palladium Advances

◎欧州債:イタリア債が上昇、中核国と準中核国債は軟調

  25日の欧州債市場はイタリア債を中心に周辺国債が上昇。一方、ドイツ債をはじめとする中核国や準中核国債、英国の長期債は下落した。

  • イタリア債は予算案で妥協に向かっていると報じられたことを好感。ただ、27日に予定する40億ユーロ規模の発行が意識され、上げ幅を縮めた
    • イタリアの主要株価指数FTSE・MIBは他の欧州主要株価指数をアウトパフォーム
  • ECBのプラート理事が前日のドラギ総裁の発言について新しい内容ではないと述べ、ドイツ債は下げを拡大
    • 中期債が終盤に下げ幅を広げた。26日に予定する30億ユーロ規模の5年債供給が意識された
  • 英30年債はアンダーパフォーム。物価連動債の需要が低調だった
    • イングランド銀行MPCのブリハ委員が年1-2回の利上げが恐らく必要だろうと述べたことには反応薄
  • ドイツ10年債利回りは4bp上昇の0.55%、フランス10年債利回りは3bp上げて0.86%、イタリア10年債利回りは6bp低い2.89%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:BTPs Rally, Core And Semi-Core Fall; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
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