米はメキシコと貿易協定進める考え、カナダ抜きでも-USTR代表

米国は、カナダとの交渉で乳製品や紛争処理制度に関する著しい相違を解決できないため、たとえカナダ抜きとなっても9月末までにメキシコと2国間貿易協定を推し進めると、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は述べた。

  ライトハイザー氏はニューヨークで開かれたイベントで25日、トランプ政権は先月発表された米・メキシコ貿易協定の文面を近く議会に提出する予定だと話した。メキシコのペニャニエト現大統領は12月のロペスオブラドール次期大統領就任までに合意書に署名することを希望しているため、この期限は重要だと同氏は述べた。

  貿易促進権限(TPA)で知られる米国の規定に基づき、米連邦議員はトランプ大統領が署名する60日前までに協定の文面に目を通す必要がある。

  新たな合意の期限は、ペニャ二エト大統領が11月30日の任期終了までに署名できるようにとの計らいから、後任のロペスオブラドール氏の承諾のうえ設定されたと、ライトハイザー氏は話した。

  米国とカナダが立場を異にしているのは、米国が削除を求め、カナダが保持を主張する北米自由貿易協定(NAFTA)19章の反ダンピングに関する紛争処理パネルの問題や、現行のNAFTAに盛り込まれておらず、米国が譲歩を要求しているカナダの乳製品セクター保護の問題など。

  米国は3カ国間の協定がそのまま温存されることを希望しており、カナダを現時点で合意枠組みにとどまらせるか、後日に参加させる意向が米国には引き続きあると述べた。

原題:Lighthizer Says U.S. Won’t Wait for Canada on New Nafta Accord(抜粋)

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