トランプ氏とロウハニ氏が国連総会で非難合戦-イラン産原油禁輸控え

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  • イラン指導者らは「混乱と死と破壊の種をまいている」-トランプ氏
  • トランプ氏は国際関係に「独裁主義的アプローチ」-ロウハニ氏

米国によるイラン産原油禁輸措置の発動が11月に迫る中、トランプ米大統領とイランのロウハニ大統領は25日に国連総会での一般討論演説で激しい非難合戦を繰り広げた。

  トランプ大統領は演説で、イランの指導者らは「混乱と死と破壊の種をまいている」と指摘し、同国に対する米政府の「経済的圧力」に他国も協力するよう呼び掛けた。一方のロウハニ大統領は、トランプ氏が「経済的テロリズム」を行い、国際関係に「独裁主義的」アプローチを取っていると批判した。

9月25日の国連総会で演説したトランプ米大統領

写真家:Jeenah Moon / Bloomberg

  トランプ政権はオバマ前政権下で2015年にまとまった国際的なイラン核合意から5月に撤退した後、対イラン制裁を発動して世界の支持や、少なくとも黙認を得ようとしている。政権は今週、ほぼ連日で対イラン政策を強調するイベントを開催する。

  トランプ大統領は国連総会での演説で、イランの政権が核合意後の制裁緩和で得た資金を使って国防予算を4割増額し、市民への抑圧を強化したと指摘。核合意はイランの指導者にとって「思いがけない利益」で、同国の「指導者は国家の資源を略奪して私腹を肥やし、中東やそれ以外の地域に暴力を拡散している」と非難。「イランによる侵害が続く限り、この国の政権を孤立化させるようわれわれは全ての国に要請する」と訴えた。

  一方、ロウハニ大統領は演説で、トランプ政権による核合意離脱と対イラン政策を国際機関への攻撃だと表現。トランプ氏が国内政治を目的に、国際安全保障を「おもちゃ」のように利用していると批判した。

9月25日に国連総会での演説に臨んだロウハニ大統領

写真家:Jeenah Moon / Bloomberg

原題:Trump and Rouhani Feud at UN as Oil Sanctions Deadline Nears(抜粋)

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