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米中貿易戦争は悩みの種、国連総会に集う首脳らが相次ぎ懸念表明

  • 南アのラマポーザ大統領:ルールに基づく国際貿易システム強化必要
  • アルゼンチン大統領:米中貿易摩擦は新興市場に打撃与えている

ニューヨークでの国連総会に合わせて開かれた会合で各国・地域の首脳らの気を最ももませたのは、北朝鮮の核問題や米国の対イラン制裁ではなく、世界的な貿易戦争の影響だった。

  米国と中国が24日、追加関税を互いに追加発動、米中間選挙前に生産的な協議が行われる兆しが見えない中、中南米やアフリカ、アジアの首脳らは米中間の緊張の高まりについて懸念を表明した。

  南アフリカ共和国のラマポーザ大統領は同日、外交問題評議会(CFR)の会議で、「貿易保護主義の台頭は、1994年のモロッコ・マラケシュと2001年のドーハで合意された多国間貿易制度を脅かしている」と述べ、「われわれはルールに基づく国際貿易システムを強化し、他の多国籍機関や世界のガバナンス構造を21世紀の現状に合わせるため速やかに変革する必要がある」と指摘した。

  国連総会で貿易問題はめったに取り上げられない。国連総会に参加する約200人の首脳らはシリア内戦や欧州の難民危機といった世界的危機および国内政治問題への関心の方が強いからだ。しかし今回は特別になりそうだ。

  アルゼンチンのマクリ大統領はブルームバーグとのインタビューで、米中の貿易摩擦は今年、アルゼンチンなど新興市場に打撃を与えている要因の1つだと述べた。

原題:U.S.-China Trade War Draws Rebuke From World Leaders at UN Event(抜粋)

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