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テスラのマスクCEO、労組加入なら発言権ないと通告-従業員が証言

  • NLRBの審理が5日目に入る-同社は26日に抗弁する予定
  • 従業員は昨年CEOから呼び出しを受けたと説明

テスラのある従業員は昨年、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)から呼び出され、全米自動車労働組合(UAW)に加入すれば発言権はなくなるが、安全を巡る懸念が解消されなければ従業員のUAW加入を認めると通告された。この従業員が24日に証言した。

  独立行政機関である全米労働関係委員会(NLRB)の行政法審判官の前で証言したのはテスラの品質検査を担当する労組支持者のホセ・モラン氏。5日目の審理で同氏は、2017年6月に会合に呼ばれる前に同氏は職場で労組チラシを配布し、安全性懸念を巡る申立書を回覧したほか、UAWを支持する文章をミディアム・ドット・コムに掲載していたと説明した。

  証言によると、会合ではモラン氏と同氏が証人として連れてきた同僚に対しマスク氏が、UAWの組合員なら「発言権はそれほどない」とし、「発言権があるのは労働者ではなく、UAWだけだ」と述べたという。その後、当時の人事責任者ガブリエル・トレダノ氏がモラン氏らに対し「テスラ従業員の過半数は労組加入を望んでいないのに、われわれが労組の会費を支払いたいとなぜ考えるだろうか?」と語ったという。

  労組を組織する権利があるとモラン氏が反論し、同氏の同僚も労組加入で同社の改善に取り組みたいと述べたところ、トレダノ氏とマスク氏はモラン氏が懸念を解消するため安全委員会の会合に出席できる可能性を示唆。モラン氏によれば、マスク氏はその上で「安全委の会合でうまくいかなければ、労組加入を認める」と述べた。

  18年6月の資料でNLRBは、17年の会合でマスク氏が「労組の組織的な活動を控えれば、安全性を巡る苦情への対応を暗に約束した」と指摘している。

  テスラの広報担当者は24日、NLRBの指摘は全て「誤り」とした同社の先の声明に言及した。同社は26日の審理で抗弁する予定。

  テスラの株価は24日、0.2%高で終了した。

原題:Tesla Worker Says Musk Summoned Him to Meeting, Ripped Union (1)(抜粋)

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