コンテンツにスキップする

イタリア予算案の信頼性に早くも疑問、PIMCOなど国債保有を回避

  • 裏付けのある成長見通しに基づいているかを投資家は精査へ
  • 非常に大きな成長見通しが前提になっている公算も-アバディーン

欧州連合(EU)の財政規則を順守するというイタリア政府の約束を、債券市場は割り引いて受け止めている。

  イタリア政府は27日までに予算案を提示する見通し。そこで財政赤字がEU規則の国内総生産(GDP)比3%以内に収まっていたとしても、裏付けのある基調的な成長見通しに基づいているのかを投資家は細部から探り出すだろう。イタリア債は今月に入り上昇を続けてきたが、パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)とアバディーン・スタンダード・インベストメンツは持ち高をショートまたはアンダーウエートとしている。ソシエテ・ジェネラルは向こう2週間で急落する可能性に備えるよう投資家に呼び掛けている。

Italian bond volatility remains elevated ahead of government's budget plan

  アバディーンの運用担当者、ジェームズ・エイシー氏は「悪魔は細部に宿る」と述べ、「非常に大きな経済成長や税収見通しが前提になっていないとも限らない」と指摘した。

  PIMCOのアンドルー・ボールズ氏は、財政赤字を2%未満に抑えるなど市場が好感する予算案が提示されれば、短期的にイタリア債は上昇する可能性があるとみる。だが、一般政府債務残高がGDP比130%を超えるイタリアの財政見通しは依然厳しく、ボラティリティーの高い状態は続くだろうとし、「イタリア債にはより多くのリスクプレミアムが必要だ。より長期的な問題はかなり深刻で、長期投資家ならイタリアに非常に慎重であるべきだ。その上、大したリターンが得られない。同様の利回りなら米国債を買えばよい」と、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで語った。

relates to イタリア予算案の信頼性に早くも疑問、PIMCOなど国債保有を回避

原題:Italy’s Credibility in Doubt as Pimco, Aberdeen Dodge Bonds (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE