中国:関税の脅し続く限り米との協議実現せず-貿易摩擦で白書公表

  • 米国は24日に2000億ドル相当の中国製品対象に追加関税発動
  • 中国は米国製品600億ドル相当への報復関税を表明していた

中国はトランプ米大統領が追加関税を課すという脅しを続ける限り、米国との通商交渉の行き詰まりを打開する協議は実現しないとの立場を表明した。

  トランプ政権が24日に新たに2000億ドル(約22兆5000億円)相当の中国製品に対する追加関税を発動してから1時間後、中国政府は白書を公表して自国の立場をあらためて説明した。今週予定されていた米中閣僚級協議は米政府による新たな関税発動が迫る中で取りやめとなった。

  中国国営の新華社通信が伝えた中国政府の白書は、「通商協議の扉は常に開かれているが、交渉は互いを尊重する環境の下で行われなければならない」とした上で、「関税の脅しの下で行うことは不可能だ」と指摘した。

サクソ・バンクのエレノア・クレイ氏は米中貿易摩擦の市場への影響についてコメント

(出所:Bloomberg)

  第3弾となる米国の対中制裁関税は米東部時間24日午前0時(日本時間同午後1時)に発効した。対象品目は冷凍肉からテレビ部品まで多岐にわたる。中国は米国製品600億ドル相当に報復関税を課す構えで、実際に発動すれば、トランプ米大統領はさらに2670億ドル相当の中国製品への新たな関税を実施すると警告している。

  中国政府は先週、報復関税の税率を発表した際、現地時間24日午後0時1分に同関税が発効すると説明していた。24日は中国の祝日で、関税について公式な確認はまだない。

  中国政府は米国製品600億ドル相当を対象とする報復措置で、コンピューターや繊維製品など約1600品目に5%、化学製品や肉類、小麦、ワイン、液化天然ガス(LNG)など3500余りの品目に10%の関税を上乗せする。

Shots Fired

U.S.-China trade war is intensifying, based on imposed and threatened tariffs

Source: U.S. Census Bureau and Bloomberg

Round 2: Targets More Varied This Time

Top 10 items hit in the second round of Chinese tariffs

Source: PIIE

Note: Includes goods from various tariff codes, but may not be exhaustive for the wider category.

原題:China Says No Talks Under Tariff Threat as Trump Threatens More(抜粋)

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