OPECは増産見送り、トランプ米大統領の圧力に鈍い反応-原油上昇

  • 産油国側は顧客が求める場合に限って増産する方針を示した
  • 顧客全てが必要とする原油を全て受け取っているとサウジ

トランプ米大統領は石油輸出国機構(OPEC)に対し、原油価格の押し下げで迅速な行動を要求したが、産油国側の反応は鈍く、顧客が求める場合に限って増産する方針を示すにとどまった。

  トランプ大統領による今年前半のツイートを受けて劇的な政策転換が行われたのとは異なり、サウジアラビアやロシアなど主要産油国は23日、具体的な増産を約束するには至らず増産の緊急性がそれほど高くないことを示唆した。

  サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は23日、アルジェリアで開かれたOPECと非OPEC主要産油国の会合後に「われわれの意図は需要を満たすことだ」と述べ、「サウジが増産しなかったのは、われわれの顧客全てが必要とする原油を全て受け取っているからだ」と説明した。

ファリハ・エネルギー産業鉱物資源相

写真家:Stefan Wermuth / Bloomberg

  OPECと非OPEC主要産油国は6月、ベネズエラの経済破綻や米国の対イラン制裁再開で生じた穴を埋めるため、名目で日量100万バレルの増産を約束したが、目標まで道半ばの状況にある。ファリハ氏は、2、3カ月先にならないと目標に到達しない可能性があると付け加えた。

  ニューヨーク原油先物市場の時間外取引で、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限が一時1.2%高の1バレル=71.66ドルと、7月以来ほぼ2カ月ぶりの高値近くに上昇。東京時間24日午前10時59分現在は71.52ドル。21日は0.7%上昇していた。

原題:OPEC Gives Tepid Response to Trump’s Demand for Lower Oil Prices 
Oil Rises Near 2-Month High as OPEC Stops Short of Pledging More(抜粋)

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