中国製造業、米関税発動前からストレス-中国版ベージュブック

  • 「オールドエコノミー」セクターは減速、借り入れ急増-CBB
  • 好調なサービス業はピークに近づいている可能性

米国の追加関税発動前の段階で、中国の製造業者に既にストレスが生じていたことが、政府統計に捉えられていない企業借り入れの急拡大で示されているとCBBインターナショナルがチャイナ・ベージュブックで指摘した。

  CBBはリポートで、「製造業は苦境にある。同セクターは数年にわたり好調だったが、ここにきて売上高の減少や増益ペースの急減速に見舞われている。製造業者の苦境は影響の大きい米関税の発動前から生じていた。秋に通商合意が成立しない限り、この状況は悪化する可能性が高い。借り入れは企業の41%で2012年以来のハイペースであり、 確かにパニックのような感じだ」と分析した。

  今年7-9月(第3四半期)は、中国製造業セクターの弱さがサービス業の強さで相殺されたとCBBは指摘。サービスセクターの設備投資の力強い伸びが、減速を見せている固定資産投資統計に反映されていないのは、公式統計では製造業や不動産といった「オールドエコノミー」からのデータが中心だからだと説明した。

  ただ、サービス業の好調は長続きしない可能性もあるとし、「これから1カ月は小売業者が倒れ始める時期かもしれない。在庫の伸びが前四半期に急過ぎたのはほぼ間違いなく、今四半期も明らかに加速し過ぎている。経済には小売りが必要だが、小売りには小休止が必要だ」と主張した。

題:China Beige Book Says Manufacturers Stressed Even Before Tariffs(抜粋)

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