【米国株・国債・商品】小幅反落、特殊要因重なり売買高増加

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  • クアドルプル・ウィッチングと世界産業分類基準の見直し同時に
  • 米中の緊張が最終的には収まるとの希望がある-フィデリティ

21日の米株式市場ではS&P500種株価指数とナスダック総合指数が下落した。アップルやアマゾン・ドット・コム、フェイスブックなどのテクノロジー銘柄が全体を押し下げた。業種分類見直しなどの特殊要因を背景に、相場のボラティリティーは高かった。S&P500種は週間では上昇した。

  • 米国株は主要3指数のうちダウのみ上昇
  • 米国債は横ばい、10年債利回り3.06%
  • NY原油先物は反発、米国の在庫減少
  • NY金先物は反落、0.8%安
  •   S&P500種は1%未満の下げで2929.67。ダウ工業株30種平均は86.52ドル(0.3%)高の26743.50ドル。ナスダック総合指数は0.5%下落した。米10年債利回りは横ばいの3.06%。

      S&P500種はこの日は小幅安で引けたが、週間ベースでは上昇を保った。同指数は20日には過去最高値を更新していた。21日は株価指数と個別株それぞれの先物とオプションが同時に満期日を迎えるクアドルプル・ウィッチングだった。それに加え、世界産業分類基準(GICS)の1999年以来となる大幅見直しもあり、これが売買高の増加と相場下落の要因となった可能性がある。売買高は3カ月平均を64%上回った。

      フィデリティ・インベストメンツのグローバルマクロディレクター、ジュリエン・ティマー氏は電話取材に対して、「米中間の通商を巡るさまざまな緊張が最終的には収まる、あるいは世界経済のサイクルを損なうほど大きくはならないとの希望が市場参加者の間にある」と述べた。

      GICSの大幅見直しは24日に適用される。コミュニケーション・サービス・グループという新たなカテゴリーが創設され、FANG4銘柄のうちフェイスブックとアルファベット、ネットフリックスの3社が同グループに分類される。GICSの分類に基づく株価指数をトラックする投資家は資金配分の変更を迫られ得る。

      ニューヨーク原油先物相場は反発。米国内の在庫減少が材料視された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は46セント(0.7%)高の1バレル=70.78ドルで終了。オクラホマ州クッシングの原油在庫は過去2週間で約250万バレル減少した。

      イランからの供給が減少することに対応し、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国が日量50万バレル増産の可能性を協議しているとのロイター通信の報道を受け、相場は一時下落する場面もあった。これらの国々は週末にアルジェで会合を開く。ロンドンICEの北海ブレント11月限は10セント高の78.80ドルで引けた。

      ニューヨーク金先物相場は反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.8%安の1オンス=1201.30ドルで終了した。

    原題:U.S. Stocks Weather Witching to Post Weekly Gain: Markets Wrap(抜粋)
      Oil Rises as Supples Wane at America’s Key Inland Storage Site(抜粋)

    (終値を確定させ、第4、5段落に市場の見方などを追加して更新します.)
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