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NAFTA崩壊ならカナダ19年成長率0.5ポイント押し下げ-調査機関

  • 米が自動車関税導入なら成長への悪影響は長引く
  • カナダ・コンファレンス・ボードが最新の四半期経済見通しで予測

北米自由貿易協定(NAFTA)が崩壊すれば、カナダの来年の経済成長は基本シナリオの4分の3程度の伸び率にとどまる可能性があり、自動車を巡る貿易摩擦が生じれば成長率の押し下げは長引くとの予測を民間調査機関カナダ・コンファレンス・ボードが最新の四半期経済見通しで示した。

  2018年秋の経済見通しによれば、米国とカナダのNAFTA交渉が改定に至らず崩壊すれば、来年のカナダ成長率は0.5ポイント押し下げられる見込み。主任エコノミストのアリシア・マクドナルド氏が電話インタビューで明らかにしたところでは、カナダ成長率の基本シナリオは今年2%に達した後に鈍化して19、20年が共に1.8%。

  さらに、NAFTA崩壊後に自動車への関税の応酬など米国とカナダの間で貿易摩擦が生じた場合は成長鈍化は長引くと分析。19年は0.6ポイント、20年は0.7ポイントそれぞれ押し下げられるとした。トランプ大統領は米国がカナダ抜きでメキシコと協定を結び、カナダに対し自動車関税を課すと警告している。

  カナダ・コンファレンス・ボードの国内予測ディレクター、マシュー・スチュアート氏は同リポートで、NAFTAの先行きが不透明なため「不確実な事業環境」となっており、現在が良い投資機会だとみる経営者の割合は34%と、08年以来の低水準だと指摘。カナダの税制の競争力を巡る懸念や炭素税も企業景況感の重しとなっていると説明した。

原題:Potential Nafta Collapse Poses Major Risk to Canada, Group Warns(抜粋)

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