日銀が超長期債の買い入れ減額、40年債利回りは昨年11月以来の高水準

  • 残存期間25年超を600億円から500億円に減額、他ゾーンは据え置き
  • 意図的に金利を上げようとしていると捉えられかねない-SBI証

日本銀行は21日、金融緩和策の実施手段の1つである超長期国債の買い入れ規模を縮小した。市場では緩やかな金利上昇を促す狙いがあるのではないかといった見方が出ている。

  日銀は午前10時10分の金融調節で、残存期間が25年を超える国債の買い入れ金額を前回までの600億円から100億円少ない500億円にすると通知した。同ゾーンの減額は日銀が国債買い入れの「弾力化」を決める前の7月19日以来。一方、同時に通知した残存1年超3年以下と3年超5年以下、10年超25年以下は前回と同じ金額とした。

  SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジストは、金利が下がっているような環境ではない中での減額なので、意図的に金利を上げようとしていると捉えられかねないと指摘。きょうは20年債入札の翌日とあって、40年債入札がある来週も残存10年超25年以下の減額があるのではないかとの見方は出てくるだろうと述べた。

  日銀のオペ通知を受け、新発40年国債利回りは1.025%と昨年11月以来の水準に上昇。新発30年債も昨年10月以来で初めて0.885%を付けた。長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは0.125%と日銀の政策修正直後に当たる8月3日以来の高水準を付けた。

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