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香港ドル、対米ドルで03年以来の大幅高-金利上昇観測が後押し

更新日時
  • 一時0.63%高の7.7930香港ドル-許容変動幅の中間を突破
  • トレーダーらは金利が上昇し続けるとの考えに至ったか-DBS香港

香港ドルは21日、米ドルに対して15年ぶりの大幅上昇となっている。アナリストは香港の金利上昇見通しやストップロスなどが引き金となった可能性を指摘した。

  香港ドルは一時0.63%高の1米ドル=7.7930香港ドル。米ドルとのペッグ(連動)制の許容変動幅の中間水準を突破した。

Hong Kong dollar surges most since September 2003

  香港ドルの3カ月物香港銀行間取引金利(HIBOR)はこの日、2.12518%と10年ぶりの高水準まで上昇。香港ドルをショート(売り持ち)にする取引の妙味は下がっている。

  域内銀行は香港ドルの定期預金金利を改定しており、HSBCホールディングスが19日に3カ月-1年物の金利を10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げたと、香港経済日報が報じた。金融機関は06年以降、住宅ローン金利に影響するプライムレートを引き上げていないが、特に来週の米追加利上げが見込まれる中でその可能性は高まりつつある。

  DBS香港の国債・市場担当マネジングディレクター、トミー・オン氏は「香港ドルの急上昇は非常に妙だ」と説明。「トレーダーらは金利が今後も上昇し続けるとの考えに至り、一部が香港ドルをショートとするキャリー取引を巻き戻し、それがストップロスを誘発して通貨高に拍車が掛かった可能性がある」とコメントした。

原題:Hong Kong Dollar Jumps Most Since 2003 as Liquidity Tightens(抜粋)

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