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米GE:パワー部門巡り懸念強まる-ガスタービンの問題再燃

  • 主力製品の問題で「フランチャイズ価値」に打撃とJPモルガン
  • GE株は2カ月ぶりの大幅安、JPモルガンが目標株価引き下げ

米ゼネラル・エレクトリック(GE)の主力製品の1つであるガスタービンのトラブルを巡り、事態を掌握しているとの同社の説明にもかかわらず、ウォール街は警戒感を強めている。

  ガスタービンの部品寿命に影響する「酸化問題」が見つかったことで、GEは今後数カ月にわたり世界で数十ものタービンの修理を余儀なくされる。問題は今年に入り発覚し、顧客に通知済みだが、米電力会社エクセロンが火力発電所2カ所の一時停止に追い込まれる事態となったことで、この数週間に緊急性が高まっている。

  JPモルガン・チェースのアナリスト、スティーブン・トゥサ氏は20日のリポートでGE発電部門のGEパワーについて、弱い需要と市場シェア縮小に見舞われている同部門にとって、新たな頭痛の種は何よりも避けたいものだったと指摘。「単なる利益の問題ではなく、フランチャイズ価値への打撃となる」と分析した。

Losing Power

Operating income in GE's turbine unit has declined amid a market slump

Source: Company data compiled by Bloomberg

  GEは懸念は行き過ぎで、タービンの性能は極めて信頼できると指摘。同社は新たにタービン2基を受注したことを明らかにした。ガス・電力システム事業を統括するチャック・ニュージェント氏は「顧客側からみて深刻な問題ではないと確信している」と述べた。

  20日の米株式市場でGE株は3.1%安で終了。2カ月ぶりの大幅な下げとなった。JPモルガンが同社の目標株価を10ドルと、従来より1ドル引き下げたことが響いた。GE株は年初来で29%下落している。

原題:GE Rolls Out Turbine Fix as Power Unit Grapples With New Threat(抜粋)

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