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きょうの国内市況(9月21日):株式、債券、為替市場

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●日本株は6日続伸、米統計堅調と通商懸念薄れる-景気敏感、金融上げ

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  東京株式相場は6営業日続伸。米国の景気先行指数の上昇が好感され、中国の関税政策柔軟化の検討で米中貿易摩擦に対する懸念も和らいだ。鉄鋼や非鉄金属など素材株、海運や石油など資源株、機械株といった景気敏感セクターを中心に保険、銀行株など金融セクターが高い。

  TOPIXの終値は前日比16.42ポイント(0.9%)高の1804.02と5月22日以来、4カ月ぶりの高値。日経平均株価は195円(0.8%)高の2万3869円93銭と1月24日以来、8カ月ぶりの高値を付けた。

  アストマックス投信投資顧問の山田拓也執行役員は、「景気堅調の米国株が最高値を更新する中、為替の円安推移と業績期待の高まりを背景に日本株の出遅れ感を解消する動きが出ている」と指摘。米中貿易摩擦の悲観度合いが収まりつつある中、「為替が2カ月ぶりの水準まで円安が進んだことが一つの追い風。中国上海株のしっかりとした動きも安心感につながった」と言う。

  東証1部33業種は石油・石炭製品、海運、保険、鉄鋼、非鉄金属、その他金融、機械、銀行、鉱業など30業種が上昇、下落はその他製品や金属製品、医薬品の3業種。売買代金上位では、創業家が保有株売却を検討と日本経済新聞が報じたスルガ銀行が急騰。大和証券が高炉セクターの投資判断「強気」を維持し、JFEホールディングスも高い。コマツや東海カーボン、JXTGホールディングス、安川電機も買われた。半面、モルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を下げた花王、クレディ・スイス証券が弱気判断に下げたTOTOは安い。ソニーやアステラス製薬も軟調。

  東証1部の売買高は20億7835万株、売買代金は3兆9627億円とそれぞれ前日から24%、33%増え5月31日以来、約4カ月ぶりの多さ。きょうの大引け時はFTSE全世界株指数のリバランスの影響があった。値上がり銘柄数は1591、値下がりは456。

●超長期債が大幅安、予想外のオペ減額で警戒感強まる-長期金利0.13%

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  債券市場では超長期債が大幅安。日本銀行がこの日に実施した国債買い入れオペで超長期ゾーンの買い入れを減額したことから、金利の先高警戒感が強まり売り圧力が掛かった。

  現物債市場で、新発20年物の165回債利回りは日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より2.5ベーシスポイント(bp)高い0.645%と、昨年4月以来の水準まで上昇。新発30年物59回債利回りは4bp高い0.89%と昨年10月以来、新発40年物11回債利回りは一時5.5bp高い1.045%と昨年11月以来の高水準をそれぞれ付けた。

  SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジストは、「今日のオペ減額は市場で想定されておらず、意外感があった。金利が下がっているような環境ではない中で、減額したことで日銀が意図的に金利を上げようとしていると捉えられかねない」と指摘。「来週にも超長期ゾーンのオペが予定されており、再び減額の可能性が警戒されやすい」とみる。

  長期金利の指標となる新発10年物国債の351回債利回りは、0.5bp低い0.11%で寄り付いたが、午前10時10分の日銀オペ通知後は水準を切り上げ、午後には0.13%と8月3日以来の水準まで上昇した。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比2銭高の150円20銭で取引を開始。いったん150円26銭に上昇したが、日銀のオペ通知後は下げに転じ、一時150円00銭と日中取引ベースで8月3日以来の安値を付けた。結局は13銭安の150円05銭で引けた。

  日銀はこの日の国債買い入れオペで、残存期間25年超の買い入れ額を500億円と前回から100億円減額した。その他は10年超25年以下が1800億円、1年超3年以下が3000億円、3年超5年以下が3500億円にそれぞれ据え置いた。応札倍率は25年超が前回から上昇した一方で、他のゾーンは前回を下回った。

●円全面安、貿易懸念の緩和や株高でリスク選好ー対ドル2カ月ぶり水準

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  東京外国為替市場で円は主要通貨に対して全面安。ドル・円相場は約2カ月ぶりのドル高・円安水準を付けた。米中貿易摩擦懸念の緩和や世界的な株高を背景に、リスク選好の動きが強まり、円売りが優勢となった。

  午後3時25分現在のドル・円は前日比0.3%高の1ドル=112円82銭。朝方に付けた112円43銭を日中安値に水準を切り上げる展開となり、午後の取引終盤には一時112円83銭と7月19日以来の水準までドル高・円安が進んだ。

  りそなホールディングス市場企画部の梶田伸介チーフストラテジストは、ドル・円の上昇について、「リスク回避の動きが一巡したことが大きい。米中貿易摩擦が落ち着いてきたことや、株価が堅調なことが円安の動きにつながっている」と説明した。

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