中国から米国への輸送大忙し-24日のトランプ関税前に駆け込み加速

  • 年末商戦控えそれでなくても繁忙期、追加関税発動でさらに忙しく
  • 輸出の駆け込みが対米貿易黒字拡大を後押し-8月は過去最大に

トランプ米政権による中国製品2000億ドル(約22兆5000億円)相当への10%関税発動を24日に控え、中国企業による米国への駆け込み輸出が加速している。

  中国から米国への出荷は海運、空運を問わず慌ただしさを増しており、韓国の現代商船が運航する中国から米国に向かう船舶は荷物で山積みとなっているほか、カリフォルニア州の港湾への配送が急増、太平洋を横断する貨物運賃は4年ぶりの高水準にある。

  年末商戦を前にした今の時期はそれでなくても忙しいが、トランプ関税で中国メーカーが玩具から自転車、自動車部品に至るまであらゆる製品を米国に送り込んでおり、忙しさに拍車が掛かっている。中国国際航空の米国行き貨物機も需要が急増している。

  中国東部沿岸にある江蘇省の鎮江億地光電照明は、予定を前倒しして8月下旬にロサンゼルスに向けて船舶で自動車用照明を発送した。

  同社の輸出マネジャー、メリッサ・シュ氏は「25日程度で到着するため、何とか間に合うと思う」と語る。現在は別の米顧客の注文にも対応しようとしており、24日の関税発動までに届くなら追加料金を負担するので航空便で送るよう求めてきているという。

  中国にとってはこうした輸出の駆け込みが対米貿易黒字の拡大を後押ししており、8月の対米黒字は過去最大に膨らんだ。

Made in China

Consumer items are some of the top imports from China to the U.S.

Source: United States Census Bureau

Note: Imports value for 2017

原題:China Races to Get Toys and Car Parts to U.S. Before Tariffs Hit(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE