スルガ銀株が19%のストップ高、創業家が保有株売却との報道で

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  • 1999年11月以来18年10カ月ぶり上昇率
  • 再生シナリオの実現性高まるも行政処分を見守る-アナリスト

スルガ銀行の株価が21日急反発、前日比100円(19%)高の620円と値幅制限いっぱいまで買われて取引を終えた。1999年11月以来18年10カ月ぶりの上昇率。専門家は、創業家が関連企業などを通じて保有する約15%の株式について売却を検討していると報じられたことを市場が好感したと分析。再生シナリオの実現性が高まったとしている。

  21日付日経新聞は、創業家が保有する全ての株式を売却し、借り入れを返済する意向だと報じた。創業家出身の岡野光喜前会長は、シェアハウス不正融資問題で引責辞任したが、資本面でも関与をなくすことでガバナンス(企業統治)の立て直しを急ぐとしている。

  同行が7日に開いた会見で有国三知男社長は、創業家の保有株について「どうするかは前会長の判断だ」としていた。

  JPモルガン証券の西原里江シニアアナリストは21日付リポートで、報道が事実なら「再生シナリオの蓋然性が高まる。株価はそうした方向性を好感したのだろう」と指摘。一方、「シナリオが実現するか見極めるのは時期尚早で、今後発表される行政処分で新たな不祥事が明らかになる可能性もある」とし、投資判断アンダーウェートを継続するとした。

(第1、4段落で株価を更新し、アナリストの見方を追加します.)
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