コンテンツにスキップする

9月20日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル下落、市場予想上回る米統計でリスク志向強まる

  20日のニューヨーク外国為替市場でドルが7月遅く以来の安値に下げた。米国の統計が市場予想を上回り、リスク選好が強まった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.6%安まで下げたが、その後下げ幅を縮小した。ドルは主要10カ国(G10)通貨の大半に対して下落。対円では上昇した。  

  ニューヨーク時間午後5時現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%低下。ドルは対ユーロで0.9%下げて1ユーロ=1.1777ドル。対円では0.2%高の1ドル=112円49銭。    

  先週の米週間新規失業保険申請件数は、前週比3000件減の20万1000件。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は21万件への増加だった。  

  英ポンドは対ユーロで上げ幅を削った。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る楽観的な見方が後退した。メイ英首相は「合意なき離脱の準備も進めている」と語った。

欧州時間の取引

  リスクオフのポジションが緩やかに巻き戻った。世界的な貿易を巡る緊張で新たな展開は見られず、ドルは大幅に下げた。ノルウェー・クローネは中央銀行が示した金利見通しを手掛かりに売られた。

  ノルウェー中央銀行は7年ぶりの利上げを決め、次回の利上げは来年1-3月の公算と発表した。その一方で、長期見通しについては予想外に引き下げた。

  スイス・フランはディフェンシブな展開を維持した。スイス国立銀行は政策金利を据え置くとともに、スイス・フラン相場に関する文言の変更を見送った。ただ、最近のフラン高に言及し、来年以降のインフレ率見通しは下方修正した。
原題:USD Heads for Worst Week Since March as Stocks Rise: Inside G-10(抜粋)
Dollar Hits Three-Week Low, Krone Dips on Hike Path: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:ダウとS&P最高値-中国関税下げ計画の報道

  20日の米株式市場ではS&P500種株価指数とダウ工業株30種平均が上昇し、両指数ともに過去最高値を更新した。中国が幅広い製品を対象に関税を引き下げる計画との報道を受け、緊張緩和に向けて期待が高まった。米国債利回りは引き続き、今年の最高に近い水準で推移した。

  • 米国株は3指数そろって上昇、ダウ平均251ドル高
  • 米国債は横ばい、10年債利回り3.06%
  • NY原油先物は小幅反落、トランプ氏がOPEC批判
  • NY金先物は続伸、0.2%高
  •   S&P500種は前日比0.8%高の2930.75。テクノロジーやヘルスケア、金融株が上げをけん引。同指数はこの1カ月余りで最大の上昇率となった。ダウ平均は251.22ドル(1%)高の26656.98ドル。ナスダック総合指数も1%上昇した。米10年債利回りは横ばいの3.06%。

      中国が大半の貿易相手国からの輸入品の関税の平均税率を来月にも引き下げる計画だと、事情に詳しい関係者が明らかにした。李克強首相が輸出競争力向上のために人民元を切り下げることはないと19日に述べたことも引き続き材料視された。

      米国債利回りが上昇する中でも株式相場はこれまでのところ堅調さを保っている。このことは投資家が企業収益と世界的な経済成長の見通しを悲観していないことを示唆する。

      ニューヨーク原油先物相場は小幅に反落。トランプ米大統領が石油輸出国機構(OPEC)は今すぐに価格を引き下げるべきだとツイートしたことに反応した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は32セント安の1バレル=70.80ドルで終了。限月交代で、より取引量の多い11月限は45セント(0.6%)安の70.32ドル。ロンドンICEの北海ブレント11月限は70セント安の78.70ドル。

      ニューヨーク金先物相場は小幅続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.2%高の1オンス=1211.30ドルで終了。現物価格は一時0.4%上昇した。
    原題:S&P, Dow Soar to Record Highs as Trade Fears Abate: Markets Wrap(抜粋)
    Trump Presses OPEC to Reduce Oil Prices as Brent Nears $80(抜粋)
    Gold Bulls Say Bears Should Be Nervous as Metal’s Rout Ebbs (2)(抜粋)

    ◎欧州債:イタリア債は続落、政治的な緊張が続く

      20日の欧州債市場では、イタリア債が政治的な緊張を背景に下げ幅を拡大。その他のユーロ圏国債はスペイン債を中心に上昇し、EU離脱問題を巡る懸念で英国債も堅調だった。

    • イタリア債はベアフラット化。予算協議で政府内の対立が引き続き伝えられた
      • イタリア2年債利回りは100日移動平均の0.805%を突破。
      • スペイン債4種類の入札に対する需要は良好で、それぞれの年限でアウトパフォーム
    • ドイツ債は上昇。イタリア債の下落で押し上げられた
    • 英10年債のドイツ債に対するスプレッドは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小。EU首脳会議で英離脱問題は未解決に終わった
    • ドイツ10年債利回りは1bp下落の0.48%、フランス10年債利回りは1bp下げて0.79%、イタリア10年債利回りは4bp高い2.89%
    • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

    原題:EGBs Rally, BTPs Slump on Politics; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)


    (NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
      最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE