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ティール氏出資ファンド、大麻株で大当たり-持ち分1兆3000億円超に

  • プライバティアはカナダのティルレイ株76%を保有
  • カナダの嗜好用大麻の解禁控え、株価は一時300ドルに急騰

大麻を使った医薬品開発を手掛けるカナダ企業ティルレイの株価急伸は、投資家ピーター・ティール氏が出資するほとんど無名のプライベートエクイティ(PE、未公開株)ファンドに巨額の利益をもたらした。

  大麻事業に集中投資するため7年前に設定されたファンド、プライバティア・ホールディングスはティルレイ株76%を保有している。ティルレイの株価は7月の新規株式公開(IPO)後に10倍余り上昇し、同ファンドの持ち分は現時点で120億ドル(約1兆3500億円)を超えている。

  ティルレイの昨年の売上高は2000万ドルにすぎなかったが、カナダが嗜好(しこう)用マリフアナ(乾燥大麻)を来月解禁するのを控え、大麻関連株の需要急増の追い風を受けている。米コカ・コーラや英ディアジオといった企業もこの業界に関心を寄せている。

  プライバティア・ホールディングスのウェブサイトによると、ティール氏のベンチャーキャピタル、ファウンダーズ・ファンドは2014年12月に行われたプライバティアの7500万ドル規模の資金調達ラウンド「シリーズB」への参加で大麻業界に出資する初の機関投資家となった。

  7月のIPO価格では17ドルだったティルレイの株価は19日の米株式市場で一時94%高の300ドルを付け、時価総額でアメリカン航空グループを上回った。ただ取引終盤に乱高下して結局、38%高の214.06ドルで取引を終えた。

原題:Thiel-Backed Fund Hits Jackpot With $12 Billion Tilray Stake (2)(抜粋)

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