アリババ馬会長:米雇用100万人創出の公約、今や貿易戦争の犠牲に

  • 馬氏はトランプ大統領との会談で100万人雇用を公約していた
  • 不安的な貿易状況によってもはや実行不可能になった-馬氏

アリババ・グループ・ホールディングの共同創設者で会長の馬雲(ジャック・マー)氏は、米国内で100万人の雇用を創出するとの先の自身の公約について、現在の米中貿易戦争によって公約を果たすことが不可能になったと述べた。これにより、世界の2大経済大国間の協力拡大に向けた注目度の高い取り組みが後退を余儀なくされることになる。

  中国国営の新華社通信とのインタビューで馬氏は語った。馬氏は米大統領に約束したことは不安的な貿易状況によってもはや実行不可能になったと述べた。 同氏とトランプ大統領は2017年1月の会談で、米国の中小企業がアリババのプラットフォームに採用されることで雇用がいかに増えるかを協議していた。

馬雲氏

写真家:Andrey Rudakov / Bloomberg

  米中間の貿易摩擦が世界中のビジネスに打撃を与えると警告するなど、馬氏はこの問題について批判をますます強めている。18日には中国の実業界と政界指導部に対し、両国が経済の優位性を競い合う中で貿易摩擦がトランプ政権後も含め20年間続く状況に備えるよう警鐘を鳴らした。

  インタビューで馬氏は「公約は中国と米国が協力的で友好的な関係にあることが前提条件だった。足元の状況によって前提が完全に崩れたため、公約をもはや遂行できない」と語った。

  それと同時に馬氏は二国間貿易関係の健全な発展を後押しする努力を続ける姿勢を示した。また貿易は武器ではなく、戦争に用いることはできないと述べた。

原題:Jack Ma Says Promise to Create U.S. Jobs Now Victim to Trade War(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE