中国P2Pフィンテックの小贏科技が米上場-一時100%超える上昇
Shelly Hagan、Drew Singer-
IPO価格比114%高となった後、26%高で終了
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中国のフィンテック企業は欧米と非常に違う-チェン社長
中国で貸し手と借り手をインターネット上で結び付けるピア・ツー・ピア(P2P)融資を手掛ける小贏科技(Xファイナンシャル)が19日、米株式市場に上場し、取引初日の株価が一時100%を超えて上昇した。中国のテクノロジー企業による米上場を投資家がいかに待ち受けているかが改めて示された。
小贏科技株は新規株式公開(IPO)価格比114%高となった後、26%高で終了。米中間の貿易摩擦が激化する中で、今年に入り中国企業13社が米市場に上場、うち8社の株価がIPO価格を上回る水準で推移している。

同社のサイモン・チェン社長は投資家需要を測る上で、7月に米上場し中国で電子商取引プラットフォームを展開する拼多多の株価をモニターしてきたとブルームバーグとの電話インタビューで明かした上で、「中国のフィンテック企業は欧米と非常に違う。米国の市場はかなり成熟しているが、中国では広く開かれている」と述べた。
深圳に本社を置く小贏科技の株式は荒い値動きのため、午前中に2度にわたり売買停止となった。
原題:Chinese IPO X Financial Sees Its Value Swell Out of the Gate (2)(抜粋)
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