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コーン前NEC委員長はウェルズFとの接触否定-次期CEO観測

  • 10月で就任後2年のスローンCEOに風当たり強まる
  • 株価の出遅れや利益予想下方修正を受け取締役会に対応検討の圧力

ゴールドマン・サックス・グループの元幹部ゲイリー・コーン氏が米銀ウェルズ・ファーゴの次期最高経営責任者(CEO)に就任するとのうわさは、本人が直ちに否定したにもかかわらず、ウォール街で根強くくすぶっている。ホワイトハウスの米国家経済会議(NEC)委員長職を先に退任したコーン氏は今年、ウェルズ・ファーゴから打診を受けたとされている。

  19日付の米紙ニューヨーク・ポストによると、コーン氏は交渉中ではないときっぱり否定し、「絶対にない。記事用の発言としてもらって構わない」と語った。

  同日午後にウェルズ・ファーゴのベッツイー・デューク会長も、「当社取締役会がCEO候補に接触したといううわさは完全に間違っている。ティム・スローンCEOは取締役の全会一致の支持を得ており、この支持は揺るがない」とコメントした。

  ただ、ウォール街の最新のうわさはウェルズ・ファーゴの状態について多くを物語っている。スローンCEOは10月12日で就任後丸2年を迎える。スローン氏は同行の不祥事対応や経営・内部管理の刷新を進め、顧客を適切に取り扱う方針を打ち出して全米各地を回った。しかし、投資家は同行が回復中とはまだ納得していないことが、古典的な投資尺度の多くに示されている。

  株価は出遅れ、アナリストの利益予想下方修正は続いており、不祥事一掃キャンペーンでは数カ月ごとに新たな不正が発覚して世間を騒がせている。こうした状況を受け、取締役会には対応検討を求める圧力が多少なりともかかっているとアナリストらは指摘する。

Wells Fargo has lagged behind peers since CEO began cleanup

原題:Gary Cohn Denying Wells Fargo Rumor Signals Pressure on CEO (1)(抜粋)

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