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ブラジル中銀、政策金利を据え置き-リスクの高まりも警告

更新日時
  • エコノミスト38人のうち37人が今回の決定を予想
  • インフレやリスクバランス次第で刺激策は解除に向かう-声明

ブラジル中央銀行は19日、政策金利を過去最低の6.50%に維持することを決めた。ただ大統領選を控えていることや世界的な貿易摩擦を受けて、経済政策への不透明感が広がる中で、インフレを巡るリスクは高まりつつあると警告した。

  ブルームバーグ調査ではエコノミスト38人のうち37人が今回の決定を予想していた。ゴールドファイン総裁率いる中銀は政策金利据え置きについて、弱い経済成長を考慮し必要な刺激策と考えている。

  中銀は金融政策の決定とともに発表した声明で「この刺激策は、インフレ見通しが金融政策実施に結びつく領域に至ったり、そのリスクバランスが悪化したりした場合は、徐々に解除され始める」と説明した。

  急拡大する世界的な貿易摩擦と新興国市場を巡る懸念に加え、構造改革に関するリスクも膨らんでおり、投資家の期待感に影響を与えていると中銀は分析。10月の大統領選を巡る世論調査によると、市場寄りとされる候補はいずれも苦戦を強いられている。

  証券会社スルアメリカ・インベスチメントスのチーフエコノミスト、ニュートン・ローザ氏は、改革推進を表明していない候補者が当選すれば「同国通貨は下落し、中銀は予想より早期の利上げを迫られる。大統領選後、恐らく年内にもそうなるだろう」と語った。

  ブラジルの通貨レアルは今年これまでに約20%下落している。ただ、新興国市場売りの流れを受けて利上げしたトルコやロシアの中銀とは異なり、ゴールドファイン総裁はこれまでのところ姿勢を変えていない。

原題:Brazil Keeps Rate at Record Low But Cautions of Higher Risks (1)(抜粋)

(3段落目以降に中銀の声明を追加して更新します.)
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