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ECB:ユーロ圏の銀行、危機前の最高益水準には戻らない見込み

  • 持続可能な資本に基づき「適正なリターン」を得る必要
  • 米州・アジア勢との競争上「銀行同盟」の完成必要-ドイツ銀CEO

欧州中央銀行(ECB)は、ユーロ圏の銀行が2008年の金融危機前の最高益水準を回復することは恐らくないとみている。
 
  危機後に強化された資本規制や各行による高リスク事業の回避といった要因が利益を抑えているとECBは説明。その上で、持続可能な資本に基づき「適正なリターン」を得る必要があると指摘した。

  ECBの単一監督メカニズム(SSM)がまとめ18日公表した収益性・ビジネスモデルの見直しが銀行に対する資本需要設定に反映されることになり、一部企業にとっては審査が厳しくなる可能性があるともコメントした。

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  SSM銀行監督委員会のヌイ委員長は同日、ユーロ圏銀行市場の統合を完成させることが大手企業向けの業務と世界のライバル行と競い合うという点で域内の銀行を有利にするとパリで語った。

  政策立案当局に「銀行同盟」と共に欧州の単一資本市場に向けた取り組みの進展を求める同委員長の呼び掛けはこの日、一部の銀行界幹部によって繰り返された。

  ドイツ銀行のクリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)はイタリアのミラノで開催された「ブルームバーグ欧州資本市場フォーラム」で、米州・アジア勢に対して「競争面での優位さを本当に望むなら、われわれは銀行同盟を完成させる必要がある」と述べた。

原題:Bank Profits Probably Won’t Resume Pre-Crisis Levels, ECB Says(抜粋)

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