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VWのトラック部門、M&Aやさらなる提携も視野-ダイムラー追撃へ

  • 戦略の一環で「あらゆる選択肢を残している」とレンシュラー氏
  • 利益率を9%に押し上げる計画に依然取り組んでいる

ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)のトラック部門は商用車業界をけん引するダイムラーボルボの追撃を目指し、主力の欧州市場への依存低減と利益率押し上げに取り組んでいる。

  同部門のアンドレアス・レンシュラー最高経営責任者(CEO)は18日、独ハノーバーで半年に1回開かれる国際商用車ショーで記者団に対し、今後の動きとしては買収とさらなる提携のいずれの可能性もあると説明。VWの商用車部門「トラトン」の事業にはこれまでのところ業界大手2社ほどの地理的広がりがなく、米国でのプレゼンスはトラックメーカーの米ナビスター・インターナショナルへの出資に限られている。

VWは「トラトン」部門IPOの準備を進めていると、トラック部門のレンシュラーCEO

出所:ブルームバーグ)

  レンシュラー氏は「戦略の一環としてあらゆる選択肢を残している」と指摘。売上利益率の業界平均9%を達成する上で、自身の部門には収益性改善の余地があると語った。同氏は「トラトンは欧州と中南米では既に業界トップで、その地位を拡大していきたい」とも述べた。

  レンシュラー氏の指揮の下、VWは部門再編を実施。トラトン部門の新規株式公開(IPO)の可能性を前に、近く銀行を決定し法律顧問を起用する見通し。同氏はVWの大型乗用車部門から意思決定プロセスを切り離したほか、スウェーデンのスカニアと独マン・ブランド間の提携を深めコスト圧縮を図っている。

原題:VW’s Truck Unit Gears Up for Global Push With Alliances, M&A (2)(抜粋)

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