きょうの国内市況(9月19日):株式、債券、為替市場

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●日本株は大幅続伸、米中貿易懸念薄れ好業績評価-輸出や金融高い

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  東京株式相場は大幅に4営業日続伸。中国が米国との通商協議再開を示唆し、貿易摩擦の解決に向けた動きが好感された。為替相場の円安推移で業績期待も高まり、電機や機械など輸出関連、米長期金利上昇で保険など金融株が高い。

  TOPIXの終値は前日比25.78ポイント(1.5%)高の1785.66、日経平均株価は251円98銭(1.1%)高の2万3672円52銭。TOPIXは6月15日以来3カ月ぶり、日経平均は1月24日以来約8カ月ぶり高値。

  野村証券投資情報部の小高貴久エクイティ・マーケット・ストラテジストは、米中貿易問題は交渉の余地が出てきたため、次の制裁に踏み込むような最悪のシナリオは回避されたと指摘、「貿易問題で上値が抑えられていたマーケットは、好調な企業業績や実体経済の強さに視点が移った」と述べた。企業業績については「為替相場の安定や良好な世界経済を背景に輸出の拡大が続き好調」とし、上期決算発表時に通期計画の上方修正が期待されると言う。

  東証1部33業種は、米長期金利が3.06%に上昇し利ざや改善が期待される保険、全国全用途の基準地価の27年ぶりプラスを受けた不動産、原油市況高が収益を押し上げる石油・石炭製品のほか、機械、電機、卸売が上昇率上位。空運のみ下落。

  売買代金上位では中国関連のコマツや安川電機のほか、任天堂やヤフー、リクルートホールディングスが上昇。19年3月期減益計画を発表した関西電力のほか、ファーストリテイリング、ツルハホールディングスが安い

  東証1部の売買高は16億235万株、売買代金は2兆9670億円。値上がり銘柄数は1775、値下がりは279だった。

●債券は下落、米長期金利の大幅上昇に警戒感-相場は底堅いとの声も

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  債券相場は下落。長期金利は一時1カ月半ぶりの高水準を付けた。前日に米国の10年国債利回りが大幅上昇して4カ月ぶりの水準に達したことへの警戒感から売りが先行した。もっとも、国内債市場の売り圧力は限定的で相場は底堅いとの声も聞かれた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の351回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.12%と、8月3日以来の水準で取引を始め、午後は0.115%で推移した。新発20年物165回債利回りは1bp高い0.625%と5日以来の高水準で取引を始め、0.62%にやや戻した。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「米長期金利が3%を超え、5月に付けた3.12%も抜けるのか注目され、円債も売りが先行した。ただ、回帰分析では10年金利は米債対比で0.15%程度まで上昇しても不思議でなく、底堅さも目立った」と指摘。「日銀会合は材料にならず、注目することがあるとすれば総裁会見ぐらい」と言う。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比10銭安の150円10銭で取引を始め、その後は徐々に下げ幅を縮小した。午後に一時150円19銭まで戻し、結局は4銭安の150円16銭で引けた。

●ドル・円が2カ月ぶり高値更新、世界的株高でリスク選好の円売り圧力

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が2カ月ぶり高値を更新。世界的に株高が進む中、リスク選好に伴う円売り圧力がかかりやすい状況が続いた。

  ドル・円は朝方に1ドル=112円23銭まで小緩んだ後、徐々に値を切り上げ、正午過ぎに一時112円43銭と7月20日以来の高値を更新。その後伸び悩み、午後2時57分現在は前日比0.1%安の112円29銭となっている。

  あおぞら銀行の諸我晃総合資金部部長は、「貿易摩擦は米中の報復もあったが、今のところ景気への影響は軽微という見方で米株が結構上がったし、今日は日経平均も大きく上がっているので、やはりリスクオンの展開になると円は売られやすい」と指摘。その上で、ドル・円については112円半ばをしっかり抜ければ113円台が見えてくるが、週末に日米通商協議という不安材料もあり、「上抜けは時間をかけながらということになるのではないか」と話した。

  クロス円(ドル以外の通貨の対円相場)では豪ドル・円相場が一時0.5%高の1豪ドル=81円51銭付近と約3週間ぶりの水準まで豪ドル高・円安が進行。中国の李克強首相が輸出競争力の向上を目的に人民元を切り下げることはないと言明したことが手掛かりとなった。

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