中国株式市場、救世主は政府系機関投資家グループ「国家隊」か

  • ドイツ銀アナリスト:国家隊が市場介入を再開する
  • 既に介入を始めていることを示す兆候も見られる

中国政府の刺激策は国内経済だけでなく、株式市場も救う可能性がある。

  ドイツ銀行は18日、市場を安定させるために中国政府が2015年半ばに創設した政府系機関投資家のグループ、いわゆるナショナルチーム(国家隊)が市場介入を再開するとの見通しを示した。米中貿易摩擦が激化する中で中国株の指標、上海総合指数が17日、2014年以来の低水準を記録したためだ。

  ドイツ銀のアナリスト、マイケル・トン、ルカ・チュー両氏は18日のリポートで、「国家隊は通常、株式市場が急速かつ急激な調整局面入りした時や、政治リスクが高まっている時に市場安定化のため介入する」と説明した。

  両アナリストは、実際、国家隊が既に市場を下支えしている可能性があると指摘した。国家隊は21のメンバーで構成され、合計の運用資産は1兆元(約16兆4000億円)超。

  両アナリストは国家隊が市場に介入し、生命保険各社が株式を買い入れるよう指示されたとする8月のブルームバーグ報道を引用。その後に国家隊が選好する大型株がアウトパフォームしたことは、国家隊が「直接的あるいは間接的にこの数週間介入していることを示唆する」と分析した。

  両氏は、「保険会社を直接の資金源とすることにより、中国政府はより多くの長期資本が『市場安定化装置』として参加することを促そうとしている」と説明した。

  両氏はまた、主要指標と連動する上場投資信託(ETF)への多額の資金流入などが、国家隊による現在と将来の株価下支えを示唆しているとした。

  KGIセキュリティーズの上海在勤アナリスト、ケン・チェン氏も、上海総合指数が18日午後に反発したのは、国家隊の株価刺激によるものだと分析した。

原題:China’s Plunge-Protection Team Is Poised to Save Stock Markets(抜粋)

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