【米国株・国債・商品】株反発、米中新関税は予想より緩やか

更新日時
  • 米中の新関税は緊張緩和への動きと市場がみている-Wファーゴ
  • 原油上昇、サウジがブレント80ドル超の容認示唆と報道

Commuters exit a train at the Wall Street subway station near the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

18日の米国株は反発。米中の通商対立で新たな関税措置が発表されたが、予想より緩やかな措置と受け取られ買いが膨らんだ。米国債は下落。原油価格は上昇した。

  • 米国株は3指数そろって上昇-テクノロジー株主導
  • 米国債は下落、10年債利回りが3%台
  • NY原油は反発、サウジが一時的相場上昇は問題ないと示唆
  • NY金は下落、先物が0.2%安
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      S&P500種株価指数は前日比0.5%高の2904.31。ダウ工業株30種平均は0.7%高の26246.96ドル。ナスダック総合指数は0.8%高。米10年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、3.06%。

      トランプ米大統領は17日、中国製品2000億ドル(約22兆4600億円)相当に24日から10%の追加関税を課し、中国当局が譲歩しない場合は来年1月に税率を25%に引き上げると発表。中国は18日、米製品600億ドル相当への報復関税を明らかにした。

      こうした中でもS&P500種は約3週間ぶりの大幅高となった。前日の取引で軟調だったテクノロジー株が全体を押し上げた。

      ウェルズ・ファーゴ・アセット・マネジメントのマルチアセット担当ストラテジスト、ブライアン・ジェーコブセン氏は「市場は今回の一連の動きについて、激化している緊張を緩和させるものだと的確にみている」と指摘。「関税率10%は、当初言われていた25%より低い。米国が示した新たな関税対象2000億ドル相当に対し、中国が報復関税の対象としたのは600億ドル相当。これは通商を巡る緊張緩和の始まりかもしれない」と述べた。

      ニューヨーク原油先物相場は上昇。米国の制裁再開でイランの原油供給が失われることを考えると、サウジアラビアはブレント原油価格の短期的な1バレル=80ドル超えを容認する意向と伝えられたことが手掛かり。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は前日比94セント(1.4%)高の1バレル=69.85ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は98セント高の79.03ドル。

      TDセキュリティーズのグローバル戦略責任者、バート・メレク氏は「対イラン制裁に伴う影響が表れ始める中、余剰能力が世界的に重大な意味を持つ水準に近づいている」と指摘した。  
      
      ニューヨーク金先物相場は下落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.2%安の1オンス=1202.90ドルで終了。現物価格はニューヨーク時間午後2時3分現在、0.3%安の1オンス=1198.41ドル。現物はこの1カ月近く、1200ドル前後での推移が続いている。

    原題:Tech Rebound Fuels Stock Gains Amid Trade Tensions: Markets Wrap(抜粋)
    Crude Advances as Saudis Indicate Oil Over $80 Is Just Fine(抜粋)
    Gold Continues ‘Slow Dance’ Around $1,200 Despite Fund Exodus(抜粋)

    (終値を確定させ、第5段落に市場の見方を追加して更新します.)
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