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メイ英首相、EU離脱まで政権維持の公算大-学者らが調査に回答

  • 合意なき離脱に至る可能性は約50%-ロンドン大学拠点の調査
  • メイ氏希望通りの離脱や国民投票再実施の公算は小さいと予想

英国のメイ首相はジョンソン前外相ら対欧州連合(EU)強硬派から攻撃を受けているものの、EUを離脱する来年3月まで政権を維持する公算が大きい。学者らを対象とした調査が示した。

U.K. Prime Minister Theresa May Attends Weekly Questions And Answers Session

メイ英首相

フォトグラファー:Simon Dawson / Bloomberg

  この調査はロンドンのキングス・カレッジを拠点とする研究プログラムが、英国のEU離脱政策を分析する102人の研究員に対して8月に実施。回答者の88%が、EUを離脱する来年3月29日時点でメイ氏が英国の首相にとどまっているだろうと予想した。合意なしの離脱に至る確率は、およそ50%と見込まれた。

No-Deal Brexit?

Panel put chances of U.K. leaving Europe without agreement at about 50%

Source: U.K. in a Changing Europe, King's College London

  メイ首相は2020年12月までを予定する移行期間の間はEUとほぼ現状通りの貿易を続け、移行期の後はモノについてEU共通規則に従って現在の条件での交易を維持する一方、サービスではEUの規則に束縛されない自由を確保する合意を希望している。

  今回の調査で、そのような合意に至る可能性が最も高いと予想したのはわずか16%。EUが英国に「いいとこ取り」は許さないと繰り返し強調していることが背景にある。これに対し、英国はEUと標準的な自由貿易協定を結ぶしかないだろうとの回答は42%に上った。

  約85%は英国が予定通り来年3月29日でEUを離脱するだろうと予想。ほぼ75%はEU離脱を問う国民投票が再実施される可能性は低いと見込んだ。

Really Leaving?

85% of respondents think it's likely Brexit will happen on March 29, 2019

Source: U.K. in a Changing Europe, King's College London

原題:May Will Fight Off Rivals to Deliver Brexit, Academics Predict(抜粋)

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