サウジアラビア、80ドル超の原油価格にもはや抵抗せず-関係者

  • サウジ、市場関係者らとの会合で政策シフトを示唆
  • トランプ米大統領は以前、80ドルの原油価格に不満を表明

米国による制裁でイランの原油供給が失われ世界市場が調整していく中で、サウジアラビアは少なくとも短期的にブレント原油価格が1バレル=80ドルを超えても容認するとみられる。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  世界最大の石油輸出国であるサウジアラビアは今年これまで、原油価格が80ドルを超えないよう努めてきた。トランプ大統領が今春以降数回にわたり、石油輸出国機構(OPEC)に原油価格を抑えるよう要求するツイートを発したことなどが背景にある。

  匿名を条件に語った関係者によると、サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相ら政府幹部は過去数週間に投資家やトレーダーら市場関係者と石油市場について意見交換した。この中で、サウジ側は米国のイラン制裁や新興国市場の混乱が原油需要にもたらす影響に懸念を表明。価格目標の明示を注意深く避けつつも、同国としては80ドルを上回る価格は全く望んでいないが、もはや回避できないかもしれないとの認識を示したという。

  サウジ政府はコメントの要請に応じなかった。

  17日の市場でブレント原油は一時80.13ドルを付けた。5月に3年ぶりの高値となる80.50ドルに上昇した際には、トランプ大統領が原油価格に不満を表明した。サウジアラビアとロシア、その他の主要な石油輸出国は23日に石油市場を検証するためアルジェで会談する。

原題:Saudi Arabia Is Said to Be Comfortable With Brent Oil Above $80(抜粋)

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