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米中貿易摩擦でヘッジファンドの開始延期-香港のJMエニグマ

  • アジア株式ファンドの外部資金受け入れ開始を遅らせる
  • ファンドのCIOに就くルザイニ・ヤジッド氏が述べた

香港を本拠地とする1億ドル(約112億円)規模のファミリーオフィス、JMエニグマがヘッジファンドのスタートを遅らせている。米中の貿易摩擦に伴う市場の不透明感が理由だ。 

Ruzaini Yazid.

ルザイニ・ヤジッド氏

写真家:Jacky T Jieqi / Studio 9+

  同ファミリーオフィスの組成・仕組み責任者ルザイニ・ヤジッド氏は、ロング・ショート戦略のアジア株式ファンドについて、外部投資家からの資金受け入れの年内開始を予定していたが、2019年半ばまで先送りすると語った。

  新ファンドの最高投資責任者(CIO)に就く同氏は「貿易戦争がこの地域の株式市場に大きな影響を及ぼすだろう。問題はどのような影響が生じるかわれわれには分からないという点だ。事態が収拾するまで、待つ方が得策だ」と述べた。

  中国株の指標、上海総合指数は17日、14年以来の安値で終了。トランプ米政権は中国からの輸入品約2000億ドル相当への10%の追加関税を来週発動させるとともに来年には同関税率を2.5倍に引き上げると発表した。

  JMのヘッジファンドは中国の投資家からすでに5000万ドルのコミットメントを得ており、運用資産をいずれ約2億ドルに増やす計画だと同氏は説明。ポートフォリオマネジャーの採用に動いていることも明らかにした。同氏によれば、JMがクアラルンプールに昨年開設したオフィスでは7人が勤務し、シンガポールでも同様の業務展開を計画しているという。

原題:Hong Kong Family Office Delays Hedge-Fund Plans on Trade Jitters(抜粋)

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