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9月17日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル売られる、米中貿易巡る警戒で逃避先通貨は高い

  17日のニューヨーク外国為替市場ではドルが幅広い通貨に対して下落。トランプ米大統領の対中貿易に関する発表を控えて米国株が下げ幅を拡大する一方、逃避先通貨は上げを広げた。

  ドルは主要10通貨の大半に対し下落。ブルームバーグのドル指数は反落した。トランプ米政権が検討している中国製品2000億ドル(約22兆4000億円)相当に対する関税10%賦課について、トランプ大統領は17日朝方のツイッター投稿で関税の利点を並べ立て、その後には米国市場の取引終了後に何らかの発表を行うと語った。

  ニューヨーク時間午後4時40分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前週末比0.3%低下。ドルは対円で0.2%安の1ドル=111円82銭。ユーロはドルに対し0.5%高の1ユーロ=1.1685ドル。

  トランプ米政権が17日中にも中国製品への関税について発表する見込みだと伝わる中でテクノロジー株が大きく下げたことから、円は値上がりした。

  その他の通貨では、ポンドが上昇。対ドルで一時0.7%高の1ポンド=1.3165ドルを付けた。英国が欧州連合(EU)を合意なしで離脱した場合は英国の公的財政に悪影響が及ぶとのラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事の警告を受け、英国債利回りが上昇したのが手掛かりとなった。

欧州時間の取引

  米ドルがニュージーランド・ドルを除く主要通貨の全てに対し下落。投資家は中国との貿易紛争を巡る米国の次の一手を待ち、様子見に徹した。欧州拠点のあるトレーダーによると、現物市場では主要通貨の出来高が9月平均を下回った。

原題:Dollar Falls Broadly as Haven Gain on Tariff Angst: Inside G-10(抜粋)
Dollar Drops on Low Volumes as Trade War Dominates: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が1カ月ぶり大幅安、米中対立激化を懸念

  17日の米国株は下落し、約1カ月ぶりの大幅安。トランプ米大統領が先週末、中国製品2000億ドル(約22兆4000億円)相当への関税手続きを進めるよう側近に指示したとの報道が引き続き重しとなった。米10年債利回りは3%近辺で推移した。

  • 米国株は終盤に下げが大きくなる展開-テクノロジー株軟調
  • 米国債は10年債利回りが一時3%を上回る場面も
  • NY原油は反落、米中通商対立で需要鈍化懸念
  • NY金は3日ぶりに上昇、避難先として選好される
  •   ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値ではS&P500種株価指数が前週末比0.6%安と、6営業日ぶりに反落。ダウ工業株30種平均は0.4%安。米国債は上昇。10年債利回りは2.99%で1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満の低下となった。
      
      アマゾン・ドット・コムやアップル、マイクロソフトなどテクノロジー株などを中心に下げた。半導体株も軟調。ナスダック100指数は6月以来の大幅安となった。投資家の間では、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やエクソンモービルなどの消費関連やエネルギー株に資金を移す動きが見られた。

      トランプ米大統領はこの日の米金融市場の引け後に、中国に関する発表を行うと記者団に明らかにした。

      ニューヨーク原油先物相場は反落。世界的な供給懸念がある一方、米中の通商対立で需要が落ち込むとの見方が強まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は前週末比ほぼ変わらずの1バレル=68.91ドル。ロンドンICEの北海ブレント11月限はほぼ横ばいの同78.05ドル。

      WTI先物は一時1.1%上昇する場面もあった。ブルームバーグのデータによると、米国の制裁再開が近づく中でイラン産原油の需要が抑制され、同国からの原油や主要石油製品の輸出が2年半ぶりの低水準に落ち込んだ。また、米国の石油精製業者が定期修理に入ることから精製量が今後減る見通しであることも材料視された。WTIは今月に入って1%余り下落。米中対立激化が石油需要の伸びに影響を及ぼしている。貿易戦争と供給懸念という2つの材料が綱引きしている状況だ。

      ニューヨーク金先物相場は3営業日ぶりに上昇。米中通商対立が一段と激化するとの懸念で、避難先として金を選好する動きが強まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.4%高の1オンス=1205.80ドルで終了。14日は0.6%、13日は0.2%それぞれ下落していた。

      キトコ・メタルズのシニアアナリスト、ジム・ウィコフ氏は、トランプ政権がさらなる対中関税措置を導入する構えとの報道を受け株式市場はリスクオフモードだとし、市場心理も「安全な避難先である金属に追い風となる方向に働いている」とリポートで指摘した。

    原題:Crude See-Saws as Supply Crunch Muted by Impending Demand Drop
    PRECIOUS: Gold Rises on Haven Demand as U.S. May Move on Tariffs(抜粋)

    ◎欧州債:イタリア債が上昇、中核国は中期債を中心に軟調

      7日の欧州債市場では、イタリア債の利回り曲線がブルスティープ化した。同国債は週間で直近の2週もブルスティープ化していた。他のユーロ圏国債はベアフラット化。

    • イタリア債先物は11日の高値を上回って上昇。来年度予算案を巡る報道が材料視され、上げ幅を拡大した
      • イタリア10年債利回りは低下し、11日の2.85%よりも低い水準
      • スペインは20日に4種類の国債を発行し40億-50億ユーロを調達すると発表
    • ユーロ圏中核国と準中核国は中期債を中心に軟調。先週は長期債の入札があったが、今週は中期債の入札が相次ぐ
      • 今週はECB当局者の発言予定も多い
    • ドイツ10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.46%、フランス10年債利回りはほぼ変わらずの0.77%、イタリア10年債は12bp低い2.87%
    • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

    原題:BTPs Rally, Belly Leads EGB Decline; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

    (NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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