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オラクル:6-8月売上高は市場予想に届かず、クラウド移行苦戦

更新日時
  • 売上高は92億ドル、アナリスト予想平均は92.6億ドル
  • 9-11月期売上高は横ばいから2%増へ-カッツ共同CEO

ソフトウエアメーカーで世界2位、米オラクルの6-8月(第1四半期)決算では、売上高がアナリスト予想平均に届かなかった。今四半期も緩慢な伸びになる見通しを示し、クラウドコンピューティングへの移行にまだ苦戦していることを示唆した。

  17日の発表資料によると、売上高はほぼ横ばいの92億ドル(約1兆円)。ブルームバーグの集計データによると、アナリスト予想平均は92億6000万ドルだった。1株利益は一部項目を除いたベースで71セント、市場予想平均は68セントだった。サフラ・カッツ共同最高経営責任者(CEO)は同日、今四半期の売上高が横ばいから2%増にとどまるとの見通しを示した。

  カッツ、マーク・ハード両共同CEOはウェブベースのクラウドコンピューティング分野で大手になることを目指している。同社は新規顧客獲得よりも既存の顧客を「ブリング・ユア・オウン・ライセンス」と呼ぶプログラムでクラウドに転換させること優先しているが、こうした取り組みはこれまでのところアマゾン・ドット・コムやマイクロソフト、セールスフォース・ドット・コムに後れを取っている。

Little Changed

Three of Oracle's four business units saw sales declines compared with a year earlier

  オラクルのクラウドサービスとライセンスサポートの収入は3.2%増の66億1000万ドル。これにはクラウドからの収入が含まれるものの、大部分は従来型の顧客サーバー搭載ソフトのメンテナンス料である可能性が高い。同部門は売上高全体の7割強を占める。クラウドライセンスと業務用ライセンス収入は3%減少し8億6700万ドルだった。

  同社の株価は17日の時間外取引で一時4%余り下落。この日の通常取引終値は49.18ドルだった。

  カッツ氏は電話会議で、売上高の伸びが下期に加速すると述べ「2019年度通期増収率が前年度を上回るよう引き続きコミットしている」と述べた。同社は9-11月(第2四半期)1株利益を一部項目を除いたベースで77ー79セントと見込んでいる。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は79セントだった。
  
原題:Oracle’s Lackluster Sales Show Struggling Shift to the Cloud(抜粋)

(業績見通しを追加し株価を更新します.)
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