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新興国市場、底打ちに近づいている-テンプルトン

  • フィリピン・ペソなどはショート-テンプルトンのシニアコフ氏
  • ドルはいずれの方向にも動く可能性、大規模な投資は回避

フランクリン・テンプルトン・インベストメンツは、新興国市場が底打ちしつつあるかもしれないとの認識を示した。ただ、フィリピンなど今後も市場の混乱が続く国もあるだろうと付け加えた。

  フランクリン・テンプルトンの豪州債券担当マネジングディレクター、クリス・シニアコフ氏はシドニーでのインタビューで、不透明性からドルに対してポジションを中立にしていると発言。一方、フィリピン・ペソをショートにし、豪ドルがNZドルに対して下落すると見込むポジションも構築していると明らかにした。

Emerging market currencies slumped as the greenback climbed this year

  シニアコフ氏は「現時点でドルに対しては大きな投資をしないようにしている。どちらの方向にも跳ねる可能性があると感じているからだ」と説明。「相対的な価値がある投資対象や、新興市場の中で勝者と敗者が見込まれる部分を選好している」と述べた。

   新興国市場の混乱は終わったかの問いには、「底に近づいているが、新興市場で本格的な投げ売りがあったのかはわからない。市場に圧力はあったが、ある意味秩序立っていた。例えば、米国債利回りの急落や全面的な質への逃避などの衝撃は目にしていない」と語った。米金融当局の利上げ見通しについては、金融資産価格が最も重要な指標だと指摘。これが安定を続ける限り、当局は利上げを継続するだろうとの見方を示した。

原題:Templeton Says Emerging Markets Approaching Turning Point (2)(抜粋)

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