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ダイモン氏が予想する米国債利回り5%、ETF投資家はくみせず

  • REITや公益株、米長期債のファンドに資金流入
  • 低金利継続を前提に投資、「高リスク」を指摘する声も

JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は米10年債利回りが「5%かそれ以上になる確率は大方の人が考えているより高い」と述べていたが、上場投資信託(ETF)投資家は別の見方をしているようだ。

  このところ人気なのは、不動産投資信託(REIT)や公益株、米長期債など低金利が続く場合に投資リターンが上がることの多い分野のETFだ。一部の投資家は貿易戦争の脅威が膨らみ、米金融当局が将来の利上げ方針を後退させる可能性があると見込んでいる。

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  インディペンデント・アドバイザー・アライアンスの最高投資責任者(CIO)、クリス・ザッカレリ氏は、低金利の継続に賭けるのは高リスクだと指摘する一方で、「考え方次第だ。貿易戦争が勃発すると信じているなら、問題は起こる」と質への逃避に賭ける投資家の考えを説明。これらの投資家は「貿易戦争が米経済をリセッション(景気後退)に追い込むと考えているのかもしれない。米国の景気拡大が終わるという不安がある」と続けた。

  14日の市場で、米10年債利回りは一時3%を超えた。株式では金融株がアウトパフォームする一方、不動産と公益が振るわなかった。それでも9月では、不動産株に連動する米上場のETFは全体で2億5800万ドル(約290億円)余りの資金が純流入した。純流入は3カ月連続で、それ以前は5カ月連続の純流出だったため潮目の変化が鮮明だ。

   先週は各REITは著しい需要を集めた。ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、ジェフリー・ラングバウム氏によると、REITの価格は米国債利回りがほぼ2.8-2.9%のレンジ相場にあった2月から5月にかけて底を打った。「REITの投資家はこの水準でなら利益が出ると確信しており、この水準の金利ならREITは機能するだろう」と同氏は述べた。

Investors pour cash into ETF holding longer-dated Treasuries

原題:Dimon Sees Treasury Yields at 5%; ETF Investors Aren’t Buying It(抜粋)

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