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ECB、初回利上げ以降の政策ガイダンスを明確にする必要-クーレ氏

  • 1-2カ月前に利上げを示唆する戦略、もはや適切でない可能性
  • 複雑な政策環境では明確さが必要-クーレECB理事

欧州中央銀行(ECB)は最終的に政策の引き締めを開始すれば、利上げペースについて明確なガイダンスを示す必要があるかもしれないと、同行のクーレ理事が17日述べた。

  ECBは現在、政策金利を「少なくとも2019年夏の終わりまで」過去最低の水準に据え置くとしており、投資家らは同年終盤に利上げがあるとの意味だと解釈している。ECB当局者は初回利上げの後、どの程度のペースで行動するか今のところ何ら示唆していない。

  クーレ理事は資産買い入れ策で膨張したECBのバランスシート、インフレの背後にある動きの不透明性など複雑な政策環境では、利上げの1ー2カ月前に実施を示唆するといった以前の戦略はもはや適切ではないかもしれないと指摘。それに代わって、どの経済指標に注目する必要があるか伝えることを検討すべきだと語った。

  同理事はベルリンで「利上げ見通しに関する市場との対話は、当然ながら政策正常化への移行をしっかり行うほんの第一歩に過ぎない」と述べ、「利上げ開始以降の緩和解除について、条件付きのフォワードガイダンスで政策当局者が見込むペースを明確にできるのではないか」と述べた。

原題:Coeure Says ECB May Need Clearer Policy Guidance When Rates Rise(抜粋)

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