トルコ、リラ回復は多難ー利上げに乗じ市民と国内企業がドル買い

  • 利上げ発表後に企業と家計は20億ドル相当の外貨買いに走る
  • クレディ・アグリコルは年末までに8.3リラに下落すると予想

トルコ中央銀行は13日に大幅利上げに踏み切ったが、これを受けた市民や国内企業の反応はリラ相場の回復が容易ではないことを示唆した。

  イスタンブールの通貨トレーダーによると、13日の利上げ発表後に企業と家計は20億ドル(約2240億円)相当の外貨買いに走った。トレーダーが匿名を条件に述べた。こうした国内勢の外貨買いがリラの上昇を限定的なものにした。外貨建て純債務2160億ドルを抱える現地企業のドル需要がいかに積み上がっているかが浮き彫りになった。

  一方、国内投資家は安くなったリラを購入することで、今年これまでに外貨建て預金を1500億ドル程度に減らしている。リラが強含めば、ドルに戻す好機と見なされる公算が大きいともアナリストらが指摘している。

  中銀は予想を上回る6.25ポイントの利上げを実施。中銀の信頼回復には役立つかもしれないが、高インフレや米国との関係悪化など懸念材料は残る。クレディ・アグリコルはリラが年末までに1ドル=8.3リラまで下落するとみている。イスタンブール時間14日午前9時37分(日本時間午後3時37分)現在は0.7%高の6.0378リラ。

原題:Turks Grabbing Cheaper Dollars Shows Struggle for Lira Recovery(抜粋)

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