香港の実業家ビクター・リー氏、英インフラ事業のIPO検討-関係者

  • 長江基建集団は上場の選択肢についてアドバイザーと協議
  • 過去10年に英国で下水やガス、鉄道など幅広くインフラ資産を構築

香港の実業家、李沢鉅(ビクター・リー)氏率いる長江基建集団(チョンコン・インフラストラクチャー・ホールディングス、CKI)は、一部の英国資産をロンドンでの新規株式公開(IPO)を通じて上場させることを検討中だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  電力や水道などの事業を世界で展開するCKIは、特定の英国資産を数十億ドル規模のファンドを通じて上場させる計画について投資銀行と話していると、同関係者が情報が非公開であることを理由に匿名を条件に明らかにした。CKIはそのファンドの構成や組み入れる資産についてまだ議論中で、IPOを見送る可能性もあるという。

  CKIは英国で過去10年に下水やガス、鉄道など多岐にわたるインフラ資産を構築した。上場が実現すればCKIにとっては相次ぐ買収後の手元資金が補充され、将来の大型買収を追求する資金力が強化される。アンプル・キャピタルの香港在勤資産運用ディレクター、アレックス・ウォン氏は「この動きはCKIにポジティブだ。投資家はディフェンシブ銘柄を探しているため、今は売却に良いタイミングだ」と指摘した。

  香港市場ではCKIの株価は午前11時36分(日本時間午後0時36分)現在1.3%高の62香港ドル。

原題:Hong Kong Tycoon Li Is Said to Weigh U.K. Infrastructure IPO (1)(抜粋)

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