ゴールドマンCOOにウォルドロン氏-投資銀部門出身で要職独占

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  • ソロモン次期CEOと投資銀部門で親しかったウォルドロン氏を起用
  • チャベス現CFOをトレーディング部門の共同責任者に
Goldman Sachs

Photographer: Jin Lee / Bloomberg

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米ゴールドマン・サックス・グループは13日、次期社長兼最高執行責任者(COO)にジョン・ウォルドロン氏を充てる人事を発表した。デービッド・ソロモン次期最高経営責任者(CEO、56)の下の新体制で、ウォルドロン氏がナンバー2のポストに就くことになる。

ジョン・ウォルドロン氏

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  投資銀行部門共同責任者のウォルドロン氏(49)は10月1日付で社長兼COOに就任する。また、個人向け銀行部門を統括するスティーブン・シェール氏が、11月に最高財務責任者(CFO)に就く。マーティン・チャベス現CFOは、トレーディング部門の共同責任者となる。

  これにより、投資銀行部門出身者が最も重要な3つのポストを独占、投資銀行業務で長年ウォール街をリードしてきたゴールドマンの経営陣は刷新される。この変革の動きは金融危機後から始まっていた。

  予想外だったのは、ソロモン氏がチャベス現CFOをトレーディング部門に戻し、3人目の共同責任者としたことだ。これは、チャベス氏が同部門の復活に寄与した場合、再び昇進の道が開けることを意味する。ただ、同部門が金融危機前のような絶頂期を再び迎えるのは難しいというのが大方の見方だ。

  債券トレーディング出身のロイド・ブランクファイン現CEOは月末に退任する。同氏の盟友だったベテラン・トレーダーのゲーリー・コーン氏は2016年に政界入りし、ゴールドマンを去った。他の何人かのベテラン・トレーダーの幹部もその地位を退いた。

  ブランクファイン氏は声明で、「ゴールドマンが成長の次の段階を準備する中、急速な変化を引き続き経験している証券事業の統括を、チャベス氏が助けてくれることをうれしく思う。ウォルドロン、シェール両氏が、ソロモン氏の体制で力強く有能な経営チームを築くと確信している」と述べた。

  ゴールドマンの内部では、ウォルドロン氏が、通常2人で兼務する社長の最有力候補と広く認められていた。同氏とソロモン氏は共に投資銀行部門で昇進を重ねてきており、親しい間柄であることが知られている。

  ソロモン氏が厳しい上司と見られているのに対し、ウォルドロン氏はゴールドマンの稼ぎ頭である投資銀行部門の責任者としてソロモン氏より穏やかなイメージを築いてきた。ウォルドロン氏をよく知る人は、同氏をゴルフがうまく、有能なセールスマンで、弁舌にたけている典型的な投資バンカーだと評する。

  企業の合併・買収(M&A)の世界では、ウォルドロン氏はルパート・マードック氏など大物実業家と親しいことで知られる。最近では21世紀フォックスのエンターテインメント資産の710億ドル(約7兆9500億円)でのウォルト・ディズニーへの売却案で、マードック氏に助言している。

原題:Goldman Dealmakers Wave Victory Flag as Solomon Picks His Team(抜粋)

(背景やブランクファイン氏の声明などを追加して更新します.)
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