米消費者物価指数、予想外に伸びが鈍化

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Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg
Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

8月の米消費者物価指数(CPI)は、変動の大きい食品・エネルギーを除くコア指数が市場予想に反して伸びが鈍化した。被服費が前月比で70年ぶりの大幅マイナスを記録、医療費も前月比で低下したことなどが影響した。

  米労働省が13日発表した資料によると、8月のコア指数は前年同月比2.2%上昇。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は2.4%上昇、7月は2.4%上昇だった。8月の総合指数も同2.7%上昇と、7月の2.9%上昇から伸びが鈍った。市場予想は2.8%上昇。

  発表を受けて米国債利回りは低下、ドルは下落した。8月の指数の上昇率鈍化の要因としては、被服費が前月比1.6%低下と、過去最大に近い低下率となったことが大きい。ただ総合指数の伸びも予想外に鈍っており、米国のインフレ軌道は市場の一部がみているより緩やかな可能性がある。

米コアCPI(前年同月比)

米労働省労働統計局

 
  物価上昇率の鈍化に加え、先週発表された雇用統計で平均時給が2009年以来の大きな伸びとなったことから、インフレ調整後の実質平均時給は前年同月比0.2%上昇。前月は0.1%低下だった。

  8月CPIは前月比ベースでは、コアが0.1%上昇、市場予想中央値は0.2%上昇。総合が0.2%上昇、予想は0.3%上昇だった。

  項目別では医療費が0.2%低下と、2カ月連続で落ち込んだ。居住費は0.3%上昇。新車は横ばい、中古車・トラックは0.4%伸びた。エネルギー価格は1.9%上昇。食品は0.1%上昇。

  統計の詳細は表をご覧下さい。

原題:U.S. Core Inflation Unexpectedly Cools as Apparel Costs Fall (1)(抜粋)

(データの詳細を追加して更新します.)
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