コンテンツにスキップする

アップル新型iPhone披露の陰で台湾のサプライヤーは苦戦

  • 出荷数伸び悩みが台湾のサプライヤーに打撃
  • アップルは高価格機種に重点、出荷横ばいでも収益拡大目指す
Tim Cook and Jony Ive, chief design officer for Apple.
Tim Cook and Jony Ive, chief design officer for Apple. Photographer: David Paul Morris/Bloomberg
Tim Cook and Jony Ive, chief design officer for Apple.
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

米アップルの株主はこの1年、一連の新製品投入や時価総額1兆ドル(約111兆円)台乗せを祝ってきたが、多くの台湾のサプライヤーは状況が異なり、出荷の伸び悩みに苦しんでいる。

  ゼネラル・インターフェース・ソリューション・ホールディングは過去1年間に株価が58%下落し、MSCI台湾指数構成銘柄で最低。パフォーマンス下位10位以内には、アップルの「iPhone(アイフォーン)」の組み立てを担う鴻海精密工業や和碩聯合科技(ペガトロン)も並んでおり、両社の株価はいずれも3割強の値下がりだ。

  アップルは価格の高い機器やコンテンツ・周辺機器の販売に重点を置くことで、出荷数はほぼ横ばいでも収益の拡大につなげている。台湾のハードウエアメーカーは売上高が販売台数に左右され、主要顧客であるアップルのその他ビジネスからも利益は見込めないため、同社のこうした新しい動きへの対応に苦慮している。

  元大投信のクリスティン・ウー氏は「アップルのサプライヤーは販売台数が増えておらず、技術革新がほとんどないため、相対的に魅力ある投資対象ではなくなった」と指摘。瀚亜投信の台北在勤ファンドマネジャー、ケビン・リュー氏は、鴻海や和碩聯合科技といった組み立て業者には利益成長の原動力として販売台数の増加が必要だと分析。「設備稼働率の低さは確実にサプライヤーの収益性に悪影響を与える」と付け加えた。

Some of Apple's most important suppliers haven't partaken of the bounty

原題:Apple Celebrates New iPhone Models as Asia Suppliers Suffer(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE